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2007.01.31

2POSTI, 4PORTE, そして2+2

Brochmistral01Brochquattroporte01
1960年代、Maserati社がMistral, Quattroporte 1, Sebringを造っていた頃、その販売用カタログの表紙には、2POSTI, 4POSTE, 2+2と記されていた。

考えてみればそのままなのだが、2POSTIはこれが愛称となり、現在でもこのように呼ばれることもある。4POSTEに至っては、そのままQUATTROPORTEとして、Maseratiの代表作として現代まで引き継がれている。

イタリア語で数字は、1(=uno)、2(=due)、3(=tre)、4(=quattro)。
レーシングカーはシングルシーター、よって単座席、つまmonoposto(unopostoとはならず、単一と言う意味のmonoが使われます。)となります。
では2座席では? due+posti(複数形に変化するのでposto→posti)
次に4枚扉では? quattro+porte(同様にporta→porte)
発売当時、Mistralを2座席→2POSTI、QP Iをそのままですが4枚扉→4PORTE、Sebringを2+2と比喩していたのです。
そんな理由で、我々もエンスー気取りで使う訳ですね。

Brochmistral02Brochmistrala
Brochquattroporte02Brochquattroporte04
Brochsebring0222

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Comments

なるほど~。勉強になりました。
面白い広告戦略ですね。単純明快。
ポヨタの現行販売車種の数はいったい何台なの?と相対していて、好印象です。

Posted by: なかむ~ | 2007.01.31 at 08:13

Good Morning Mr.marque!

Watasi mo totemo benkyou ni narimasita.
Demo [quattro+porte] towa direct na namae wo tuketa monodesu.
Nihon dewa kangae rarenai desune! [smile]

Mistral to douyo, Catalog Design mo totemo utukusi desu.
Masumasu Maserati ga suki ni narimasita!!

Posted by: Architect | 2007.01.31 at 10:35

marque さん、久しぶりです。
2POSTI以外のカタログも仕入れられているのですか?
ヴィンテージの線路に乗ってしまっては、バックギアが無いのですね。

Posted by: Kookie | 2007.01.31 at 12:40

初コメント! いつも楽しく見ています・・。 
イタリア語もすべて結局はラテン語ですね・・・
横浜駅や京都駅の地下街の名前は「ポルタ」とい
いますが、まさにPorta、「門」と言う意味で
す。Portal Vein = 門脈、このように体の部位
のラテン語を振り返ると、興味深い言葉の文化も
学べますね・・

少し話が堅くなってゴメンナサイ!!

Posted by: Dr.Quattro | 2007.01.31 at 13:41

シングルシーターは"mono"posto、2シーターは"due"posti。
なぜ"uno"では無いのでしょうか?(或は"doppio"で無いのでしょうか?)
あるいは英語表現でも"single" seaterと来て、"two"seaterですか・・・
"one"でも無ければ、"double"でも無い。あるいは日本で勝手にそう言っている?

参考までに
基数(numeri cardinali)
いち=one=uno
に=due=two

形容詞が
一つの=single=singolare(スペルが怪しいですが)(苦笑)
二つの(2倍の)=double=doppio

序数(numeri ordinali)では
一番目=first=prima
二番目=second=secondo

となります。

ってことは、"mono"は何者か?
ラテン語では冠数詞があったような・・・
mono-,di-,tri-,tetra-,penta-,hexisa-科学や生物を思い出します。
名詞の前につけて一つの名詞になる訳ですね。
di-になっても一台なら単数形。

で、話を戻して
mono-posto→due posti
あれ?何でdi-postoにならないの?
慣例ですか?
やっぱり解らん・・・

Posted by: cozi | 2007.01.31 at 14:04

おっ、凄い反響!!

なかむ〜さん
ちょっと解説してみました。
こんな背景があったのですね。これもクルマ趣味の楽しみかな?如何でしょう?

Architectさん
その通りで、そのままなんです。
Quattroprteっていう響き、格好いいとおもいますでしょ!(私もおもいます。)
イタリア的感覚からすれば、"フォードア=4 door"って感覚なんでしょうね? 
既にQP自体がブランドになっているので、そうは感じないのかもしれませんが・・・
ちなみに中国在住某MCJメンバーから伺ったのですが、
中国では“四扉”といわずに、”総裁”というらしいですよ。
Maseratiは“瑪莎拉蒂”
QP VのSport GT, Excutive GTに対しては、“標準版”“運動GT”“行政GT”というようです。
豆知識でした。

Kookieさん、お久しぶりです。
本物は2POSTIだけです。
デジタルデータで一通り持っていますが・・・
バックギア? MODENA工芸品にそんなものありましたっけ?

Dr Quattroさん、coziさん
おっ、まさにQuatroさんの登場ですね! Dr.Quattroさん、こちらでは初めまして
お二方も難しいお話ですね、考えもしませんでした。
monopostoは・・・??です。
やっぱり慣例、なのでしょ〜〜か?
体にも慣例があったりして・・・?
実は私、最近イタリア語=ラテン語の冠詞に嫌になっております。
わからん・・・(笑)

Posted by: marque | 2007.01.31 at 14:39

一見、小ネタのようですが、メーカーの思想が見え隠れして、とてもおもしろいです。
良いお話をいただきました。

Posted by: なかむ〜 | 2007.01.31 at 21:33

そうですか!?
じゃあ、今度次期をみて名前の由来なんてやってみますか!?

Posted by: marque | 2007.02.01 at 00:58

 この日記、初めて拝見しました。素晴らしい。深い愛情が感じられます。こうして見ると、カタログも良いもんですね。

Posted by: 森脇 | 2010.05.28 at 17:23

森脇さん
旧い日記にコメントありがとうございます。
私も久々にみて、「あぁ〜こんなにバリエーションあったか」と再確認しました。この頃のカタログは趣がありますね。旧いものがよいという訳ではありませんが、飽和社会である現代、現行車のカタログは作る側もアイデア捻出に大変だなぁ〜と人のことながら、唸ってしまいます。
そんな中から、森脇さんが紹介してくださるカタログシリーズ、大好きなので今後ともよろしくお願いします。

Posted by: marque | 2010.05.28 at 18:30

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