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2008.10.18

DREAM A TRILOGIA DELL'AUTOMOBILE その2

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さてさて、ゴールデンウイークエンドの第2弾!!

前々回の投稿で「モーターショー30年な週末」と書いたが、この展示と題名となっているDREAM A TRILOGIA DELL'AUTOMOBILE、その最後にはdal 1950という言葉が加えられている。これは1950年からの夢のクルマという意味。
前回は展示に中から、60-70年代のItalian Carrozzeria全盛期のコンセプトカーを紹介したが、それでは30年いや50年にまだまだ足りない。第2弾は近年のコンセプトカー、夢のクルマに焦点をあててみたい。

実は私自身、60-70年代のItalian Carrozzeriaコンセプトカーを見終えた時点で、これまでに書籍でしか見たことのないようなものばかりで、まさに夢心地!
しかし、そこから更に足を進めると、近年のコンセプトカーがずらり、天にも昇るような光景がそこには存在していたのだった。

<再び注意>

これから見学に行かれる方は感動が薄れるので、ここでSTOP!!

先に進まないようにしてください。




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1989 Mythos Ferrari, Pininfarina
1989年、なんと東京モーターショーでデビューしたFerrari Mythos.これまでワールドプレミアデビューといえば、Geneva, Frankfurt, Parisなどのヨーロッパで行われることが常であり、日本で行われるようなことはまず考えられなかった。それにも関わらず、スポーツカーの帝王というべきFerrariがTokyoで発表したことは大きな意味があり、大きな驚きであった。当時の日本といえばバブルの絶頂期、世界中のビルや土地を買いあさり、世界中の名車が極東の小さな国、日本へ集まってきていたのだ。経済力も強くヨーロッパのメーカーらも、日本を無視できなかったのであろう。話は戻って、Mythosは5L V12をミドに搭載するTestarossaをベースにしたFerrari barchetta,素晴らしいデザインと完成度を誇り、多くの人々から賞賛を得て市販されなかったのが不思議なくらいといわれている。
今見ても新鮮さを失わないMythos、市販されなかったことからネーミング通り神話のクルマとなってしまった。One-offかと思っていたが3台存在するようだ。噂ではBrunei国王が2台所有しているということだ。


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1994 Sensiva, Fioravanti
1994年、TORINOでデビューしたエレクトリックハイブリッドスポーツカー。現在一世を風靡しているToyota Priusと同じく電気モーターを搭載したクルマだが、こちらにはエンジンがなく電気モーターだけで駆動される。元Pininfarinaチーフデザイナーとして有名なLeonardo Fioravantiが自らのスタジオを立ち上げた後、初めて発表したのが、このSensivaであった。
Ferrari 512, 308, 328などをデザインしてきたFioravantiは世界中にファンが多いが、自らのブランドを起こしてからのテイストは少々Ferrariのそれとは異なる。Sensivaから始まるFioravantiデザインは、15年を経た今でもひとめでDesign by Fioravantiとわかる特徴をもつ。つまり一目で判る特徴も素晴らしいが、また同時に変わらないということはこの世界では後退を意味する。デザインとは難しい、しかし私は嫌いでないです。


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1995 Argento Vivo Honda, Pininfarina
後年S2000に続くことになるリサーチトライアル的な意味合いも含め、 PininfarinaがHondaに提案したスポーツコンセプト.アルミポリッシュ仕上げとネイビーブルーという素晴らしいコンビネーション、実にPininfarinaらしく流麗でスポーティーな仕上がりとなっている。このデザインがなぜS2000に変わってしまったのだろうか?流麗すぎて力強さが足りなかったのか?考えれば考えるほど疑問は深まるばかり。
個人的にS2000のスタイリングも嫌いではないが、このArgento Vivoのスタイリングで発表されていれば、その運動性能と相成って更なる賞賛を得ていただろうと思うのは私だけ? Mythosと同じくBrunei国王からオーダーがPininfarinaに入り、5台納車されたようだ。しかしS2000に多大な影響を与えたと思われるArgento Vivoの心臓部には、HondaエンジンでなくMercedes-AMGエンジンが搭載されたそう。日本人としては心境複雑である。


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2001 Osee Citroen, Pininfarina
フランスの変人(失礼)CitroenとPininfarinaの手によって仕上げられたOseeのデビューは2001年のGenevaショー。昔から、Citoroenといえば、DS, GS, SMなど奇人的なクルマが多かったが、これはPininfarinaの女性的なエッセンスが加えられ、見事に優等生的に変身している。それでもTestudoと同じようにコクピットが全て上方に開くところ、McLarenF1同じくセンタードライブの3人乗りであるところを含め、その特徴、スタイリングはどこからも見てもCitroenであり、Pininfarina!!
Pininfarinaはこういうところが実にうまい。


どれも写真では、よくみえたりイマイチだったりするが、実物にはデザイナーの思いが魂入され、やはり迫力が異なる。
個人的に4台の中では、Osee Citroenがお気に入りでありました。
あーなぜか?Pininfarina, 元Pininfarina作品ばかりになってしまった。


DREAM A TRILOGIA DELL'AUTOMOBILEは、60-70年代編と近年編の2部構成でと思ったが、まだまだ足りない。
続編は次に!

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Comments

ホンダはなぜS2000をこれにしなかったのかなぁ。
ビートは、採用したのに残念。但し、軽のサイズにするのに大変だったようですが。

50年代も展示されていたのですよね、見たいです。

Posted by: イノウエ | 2008.10.19 at 23:06

marcue様>黄金時代を知っていますと、この時代がどうもだめなんです。marcueさんのおっしゃられるように、フィオラバンテイは、やはりPininに在籍していた60年代でしょうか。音楽や映画、そして映画のサントラ等もこの時代ですね。イラストもそうです。B.ピーク氏がマイフェアレデイに続いて描きましたキャメロットのイラスト代が当時(1967)で3500万円!ですよ。これに興行収入の何パーセントが入りますから、果たして総計はハウマッチですね。そんな勢いもあって、彼は自分のFerrariを自分でデザインしました。B.Peak`s Ferrariで検索すると出てくるかも知れません。ガルウイングです。昔のカーグラに写真があったのですが、何号かが不明です。見つかりましたら添付します。

HondaのS2000は、本当にそうですね。ピニンの影響がまるで感じられない古〜い感じがします。何の為にピニンをと。Argento Vivoはシテイのカブリオレを作ったお礼?なのでしょうか???。

Hondaビートのデザインで、フロントライトのサイドフラッシャーのデザインがまるでデイトナのそれでしたね。

ミトスは3台のうちの一台が日本にあるのですね。

Posted by: 大内 誠 | 2008.10.19 at 23:22

イノウエさん
S2000>同感... なぜ....です。
50年代はGilda, GiacosaのFIAT 8V, Micherottiによる8V Vignaleなどでした。50年代以前になるとMilleMiglia世代ですよね。
http://marque.air-nifty.com/blog/2008/03/novecento_a_tri.html
MilleMiglia, PebbleBeach, Villa d'Esteの世界でした。


大内さん
ダメですか・・・、私はこっちもOKです。写真ではダメでも実際にみるとなかなかな感じがします。
おっしゃる通り、FioravantiはP5, P6の頃は夢を見ていたか?その後は現実路線、独立後は良くも悪くも特徴が似ている。Giugiaroだってその昔、宇宙船のようなTestudoをデザインしていたのが嘘のよう。歳、時代と共に現実路線へ!
その昔はその種のクルマも多かったですね>One-off, FouriSerie, ああよい響き。
同じくS2000>>>Argento Vivoをどうやったら、ああなった?
デザインはおもしろくもあり、不思議です(あ〜悪態をついてしまった)

Posted by: marque | 2008.10.20 at 01:08

あぁ、S2000がそれであれば、今の日本の車は随分違った方向になっていたかも知れませんね。

Posted by: なかむ~ | 2008.10.20 at 08:10

なかむ〜さん
やっぱり皆さんそう思うのかな〜
S2000よりArgentoVivoのほうがいいって! 私も、S2000嫌いじゃないけど(というよりは、スパルタンな走りとスパルタンなスタイリング好きです)、ArgentoVivoにはかなわないよなぁ〜って思います。
そうであれば、今のHondaデザインはいかほどに・・・どれくらい影響を与えたでしょか?

Posted by: marque | 2008.10.20 at 19:23

大内さん
イラストレーターB.PeakそしてあのルイジキネッテイのFerrariの写真、DMありがとうございます。
http://marque.air-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2008/10/20/1968ferrari275pchinettipeaksalescar.jpg
あー、夢のような時代ですね。現在のCarrozzeriaはPFのP4/5, 612K, Zagatoの575GTZなどにはFouriSerieを提案し、実際につくっていますね。Carrozzeria原点への回帰ででしょうか? 
こんなクルマ一度は手にしてみたい(夢の中でなら可能か?)

Posted by: marque | 2008.10.20 at 21:48

大内さん
わざわざ探して頂きDM、ありがとうございます。
http://marque.air-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2008/10/21/1.jpg
http://marque.air-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2008/10/21/2.jpg
それで、噂のB.Peakデザイン、ルイジキネッテイのFerrariですが、いいですね!
これは何がオリジナルなのでしょうか?
フロントはスラントし、ちょっとVallengaを思い起こしたり。フェンダーの中にミラーがあるにも関わらずうまく処理されていますね。
リアはBrovaroneの375AmericaCoupeやRosseliniの375MMも似ていたりして・・・いいスタイリングです。
個人的にはこのスタイリングでフロントエンジン、ロングノーズのほうがお好みかもしれません。しかしGOOD LOOKING!!

Posted by: marque | 2008.10.21 at 04:46

marcue様>あの頃のカーグラは、だいたい表紙と中身のデータが、私のハードデイスク?ま〜、余り良くない頭の中に入っています。72年くらいまでですが、、、。それは、カーグラの編集員の前でも披露しました。「それはね〜、表紙があの車の号でしたよ。」「本当ですか〜?。」少しして「本当だ。すげー!。」と。それだけ集中心がすごかったのでしょうね。今は羞恥心ばかりですが。ですから、比較的簡単に探せます。

この車の母体は、何と275SP!!!。あの頃は、役目の終ったレーシングカーは安かったのでしょうね。P5も中身はP4ですから。現代にP5をレストアするには、凄い金額が、かかったと思います。

フェーマスアートスクールと言う通信教育があって、そこのアメリカ本部からB.Peak氏が来日して、講義をされたのです。その中でこの車がでてきて、ご自身で描かれましたレンダもスライドで見れました。B.Peak氏はあの頃皆様憧れのイラストレーターでしたから。

Posted by: 大内 誠 | 2008.10.21 at 11:32

ハードディスク!!凄いですね。
私はハードディスクもソフトもCPUも大きくしたいですが・・・なかなかねぇ〜簡単に換装できません。。。
あ〜、275SPがオリジナルとは!!! 凄いことをしちゃったものです。
まあ今でもEnzoをオリジナルにP4/5なんてありますけど・・・ 溜息・・・
今となっては夢のお話、、、マンマミーア。

目を大きく見開きながらスケッチと写真拝見いたしました。いろいろ面白い逸話があるものですね。

Posted by: marque | 2008.10.21 at 21:45

marcue様>謎の4000spは、メル友の情報によりますと、Funtuttuiのデザインと言いますかコーチワークのようです。どうでしょうか?。ドアーのラインから、リヤのホイールまでがやけに長く感じます。250GTEが、ベースなので2+2のためでしょうね。インパネもGTEで、左ハンドルなのにシフトもゲートが無いしステアリングの形も変です。4000SPの方は、ここら辺は275と同じバランスで、、、。ドローゴでしょうね。やはり。

http://www.philvilleusa.com/text.php?PageName=Fantuzzi
http://www.coachbuild.com/index.php?option=com_gallery2&Itemid=50&g2_itemId=20236

Posted by: 大内 誠 | 2008.10.22 at 14:16

大内さん
4000SP、当時の写真(白黒)のほうが魅力的にみえますね。レストアが完了し、当時より奇麗に仕上がって、カラー写真で奇麗に拝見できると、有り難みが半減しちゃいますね(苦笑)
4000SP> Fantuzzi bodyですか!(私的にはFantizziと聞くとMaseratiを思い出しちゃいますね)Fantuzziはコーチワークだから、やっぱりデザインは彼なんでしょうか・・・
しかし、下のほうのサイト、 www. coachbuild.com はマニアックですね。ついついほかのもクリックしてしまいます。

Posted by: marque | 2008.10.23 at 00:54

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