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2008.11.08

3度目の正直はPininfarina

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私のblogを毎回訪れている方は既にご存知と思われる「Made in Torino産業ツアー」

「面倒なアポ取りが不要ゆえ、これを利用しない手はない!」と思い、この春に申し込んだのだが、最初に申し込んだBertoneは、会社の情勢なのか?ツアー自体がキャンセル、仕方がないので代わりに申し込んだ2回目のItaldesign Giugiaroは日程変更により私の方が都合悪く欠席、そして3回目となるツアーにやっと参加できた。そして、その訪問先はCarrozzeria界の名門、Pininfarina!!

当日、平日にも関わらず、その日を「Pininfarina+バイク+自転車Day」と勝手に設定しTorinoへ出向いた(バイク+自転車は後述)。産業ツアーというが市の観光局主催なので参加者は若い人ばかりではないか?と危惧していたが、そんな心配は吹き飛んだ。参加者15名の内訳はほとんどが50歳前後の夫婦、もしくは初老の男性(きっとクルマ好きなんだろう)、見渡すと私が一番若く、また唯一変なアジア人のようだった。Torinoの中心地Piazza Realeから出発したバスは。我々の社会科見学ツアーご一行様を乗せ一路Torino郊外のCambianoへ向かったのである。




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まず最初に通されたのは、Pininfarinaのプレゼンルーム。
そちらへの通路にもMithosのミニチュアや365BBの実物大木型が飾ってあり、否が応でも興奮する。
プレゼンルームに入ってまた興奮! 奥にはFerrari 599GTB Fioranoのモックアップ、そして1998年に発表されたAlfaRomeo Dardoが飾ってある。その空間はテレビや雑誌で見たまさにその場所、ここでデザインコンペが繰り広げられ、ここでプレゼンされてきた車両が最終的に我々の前に現れるのかと思うと感慨深いものがある。


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こちらはトップ写真と同じく車両側からみた光景
クルマ以外にもその壁には最新のFerrariであるCaliforniaのスケッチ、そしてDREAM A TRILOGIA DELL'AUTOMOBILE その3でも紹介した今年のGenevaでデビューしたSintesiのスケッチが多く張られていた。Ferrari 599の実物大モックアップモデルのピラーには、Ferraiの開発コードであるF141の文字が記され、反対側のピラーには廃案になったPininfarinaのロゴが配されていた。


実は個人で訪れるならMuseumだけだろうが、Torino市主催だから誰かデザイナーが出てきてくれるのではないか!?と都合良く期待していたのだが、まさに私の感は嬉しくも的中した!! Pininfarinaロゴが入るカップでコーヒーを飲みながらデザイナーの到着を待った。
そして部屋に現れたのはLuca Borgogn氏、彼はスライドを使いながら我々にSintesiが出来上がるまでの背景、文化、デザイントレンド、テクノロジーなどを含めプレゼンテーションを30分にも渡って行ってくれた。普段は新作モデルが登場すると、その第一印象で、いい、悪い、COOL、UGLYなど好き放題言っている私であるが(もちろんそれはとても重要な印象だ)、直接デザイナーからプレゼンしてもらうと、たとえそれが既知のものであってもデザイナーの思いや考えに共感を持ち、その印象は前後で大きく変化するから不思議なものだ。


その後は、デザイナーと討論会などもありながらミュージアムへ移動し、展示車両を見学した。
先に紹介したDREAM A TRILOGIA DELL'AUTOMOBILEに多くの車両を貸し出していることや、近年有名なDino Competizioneを放出してしまったので、ここも時期によって車両の入れ替えが行われているようである。今回は楽しみにしていたRossaは実物でなくモックアップであった。


ここからはまたマニアックに私の独断で数台紹介してみたい。


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ここは車両も凄いのだが、私的にはなんといっても512Sの実物大木型!
痺れました。


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P Martinの手になる1969 Sigma Grand Prix F1
MartinといえばModuloな訳だが、この特徴的なF1との対称が面白い。


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そして1968 P6
やっぱり356BB, 512BBよりP6! 色も何とも言えず美しい。



「Made in Torino産業ツアー」がこんなにも豪華だなんて!!
驚きました。

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Comments

marcue様>P5そしてP6と、フィオラバンテイの良い作品が続きました。しかし、何と言う良い時代だったでしょうか!!!。P5は、後にレストアされて新車のようになりました。今は日本の山中湖におりますが、シャフトが直れば可動するとのことでした。現地で、生で見た時の感動は、正に長生きして良かった!。シンプルなインパネと言い、その造形力は見事!。リヤのルーバー処理は後のテスタロッサに活かされましたし、中身がP4と言うのも今では信じがたい所ですね。ボデイが赤で、ホイールが白というのもセンスを感じましたね。

そしてP6。私も、365よりもこのマザーの方が全然好きですね。これはモックでしたね。タイヤが何故かFirestoneでした。しかし、そのホワイトレターが小さくて、上品でしたよ。

黄色の512Sは、サピーノでしたね。とんがりサピーノとか言われていましたが、何故でしょう?。

ここには、チャーダ作品のロンデイーヌとかシグマは無いのでしょうか?。

Posted by: 大内 誠 | 2008.11.08 at 13:50

念願叶って良かったですね。

貸し出し中といっても、貸し出し先でみたので「見た」ことには変わりないですよね。
といってもピニンファリーナで見ることに意義があるから複雑ですね。

車輌入れ替えがあったということは、もうホンダ・ビートは展示されていなかったのでしょうね。

Posted by: イノウエ | 2008.11.08 at 22:11

出かけていたのでResが遅くなりました。

大内さん
P5>東京都現代美術館で拝見しました。P5, P6ともForavantiの代表作ですね。365BB, 512BB, 308, 328シリーズとFioravantiの流れですが、やっぱりP5, P6がいいですね。モックってP6がですか?私が目にしたものはきちんとコクピットもありましたが・・・
512S>とんがりサピーノ、大好きです。ほれぼれする512S、私はP6よりも好きですね。
大内さんのお好きなTjaarda作、Rondine, Sigmaは展示にありませんでしたがどうなのでしょう?時期により展示作品もかわるので、たまたまなのか?それともないのか?数年前、Villa d'EsteでPininfarinaがフューチャーされたときは展示されたような覚えがあります。

イノウエさん
念願のひとつでもあり、最初で最後のMade in Trino産業ツアーでした(笑)
>「見た」ことには変わりないですよね。
そうなので特に残念ではありません、というより満足な一日でした。
>Beatは無かったですね。
しかしもうすこしコンセプトモデルが多く展示してあれば嬉しかったですね。(貸し出し中か???)

Posted by: marque | 2008.11.10 at 05:58

marcue様>モックと言う言い方は正しくなかったかも知れません。P6は、スクーデリア誌3月号に、詳しく載っています。それによりますと、命は与えられなかったと。エンジンレス?と書いた方が良かったですね。ジャクリーヌもそうだったのですが、あれは動くようになったようですね。フレームのあるアメ車なので、それは思ったよりも楽だったのでしょうか?。

モデユーロも、パイオニアも撮影の時は、坂をごろごろと転がしたようです。

サピーノはお好きでしたか。あのサソリをイメージしたアバルトも見事でしたね。これは山中湖で実際に見れたのですが、その大胆な造形には、脱帽でした。このショーに、P5、そしてこのアバルトが無い!と言うのは日本にあるから!と言うのは嬉しい?ですね。イタリーの方には残念ですが、、、。

Posted by: 大内 誠 | 2008.11.10 at 15:44

あれはエンジンレスなのですか・・・
しかし美しかったですね!! LamboのGTVのように情熱的なオーナーの手に渡る機会があれば動き出しそうですね。
イタリアのModena近郊の自動車産業をみていますと、どんなクルマでも再生できますし、動かすことができるようになると感じます。場所と時間とお金と情熱、バランスよく配置できればタイミング次第でどんなことでも出来そうです。
SapinoのAbarthは私も山中湖で拝見しました。512Sとは繋がるラインですね。
P5, Abarth, ほか・・・・・凄いコレクションですね。そして趣味もよいですね。

Posted by: marque | 2008.11.10 at 18:30

marque様
はじめまして、何気なくサイト検索していたらmarque様のブログがヒットして閲覧させて頂いたらピニンファリーナの記事がありまして、私も10云年前に言った記憶が懐かしくてコメントさせて頂きました。
当時はスタジオにコンセプトモデルのHonda Argento Vivoや、Ferrari550マラネロのモックアップ等があり感動物でした。
またイタリア行って見たいですね。

Posted by: taku | 2008.11.13 at 00:27

takuさん
はじめまして&ようこそ! この度、やっとPininfarinaに行って参りました。わたしも激感動しました! やっぱりPininfarina, Bertone, Zagatoなどのネーミングはイタリア車好きには堪らないものがありますね。いつかは制覇したいなと思っています。
今後ともよろしくお願いします。

Posted by: marque | 2008.11.13 at 05:51

taku様>PFの内部は、貴重ですね。今は無理なのかも知れません。チャーダのロンデイーヌが写っていますね。P6もありますね。いいですね〜。

Posted by: 大内 誠 | 2008.11.13 at 16:46

Pininfarinaはアポイントメントをとればmuseumは見学できると思います。ホームページにも記載されていますし、連絡も非常によいようです(と聞きました)
それ以外の部分については??? 


ネタは山のようにあるのですが、書く時間、更新する時間がない。
逐一書いておかないと忘れちゃうんですよね。。。

Posted by: marque | 2008.11.13 at 19:15

大内さん
返信が遅れましたが、DMありがとうございました。
P6、動かなくてもよいからエンジン、ギアボックスを入れてほしいですね。今後、万が一にコレクターに放出した際、きっと動き出すと思います。その時、同じエンジンが搭載されているか、別のものを搭載するかによって価値も異なってきますからね。コンセプトであってもエンジンを入れてもらわなきゃ!!

Posted by: marque | 2008.11.13 at 19:43

ア〜、気合いを入れてTorino観光局にアポを入れて訪ねたが・・・・

なんと!
先週末、Pininfarina初のmuseum一般公開を行った!
DREAMの展示と同じくWorld Design Capital2008の関連イベントだが・・・ちょっと貴重さも半減。。。

Posted by: marque | 2008.11.22 at 17:21

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