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2008.11.28

Grande Ingegnere, Mauro

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木曜日の夕方はMilanoの友人に誘われ、Libreria dell' Automobile(クルマとバイク関連の専門書店)に足を向けた。

その目的はFerrariの黄金時代を築いた名エンジニア、Ing. Mauro Forghieriの著書「 Mauro Forghieri - 30 anni di Ferrari e Oltre -」の発表会

Mauro Forghieriといえば1961年末、Carlo Chiti, Giotto Bizzarriniなど5人の突然のFerrari辞任により、若くしてScuderiaFerrariのテクニカルダイレクターに昇格し、以来輝かしい成績を上げてきた名エンジニア。その間に有名なFerrari312シリーズ(L Bandini、スパゲティエグゾーストで有名な312, 312Bや312P, 312PBなどのプロトタイプスポーツカー)をデザインし、John Surtees, Niki Lauda, Jody Scheckterらのドライブにより3度のドライバータイトル、8度のコンストラクタータイトルを奪取した。つい先日、FerrariからScuderiaSpyder M16という限定車が発売されたが、M16という数字は、これまでに獲得したコンストラクタータイトルの数。最近、僅か10年間でM Shumahuerの手により丁度半分にあたる8度獲得した訳だが、残り半分にあたる8度は全てMauro Forghieriの時代であり、Luca Di Montezemolaらと築き上げた70年代黄金時代の立役者なのである。



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今回の発表会は、著者であるDaniele BuzzonettiとMauroForghieriが出席、MauroForghieriは1時間に渡る熱弁をふるい、それを聞く参加者からの表情も真剣そのもの、興味深く耳を傾けていた。途中には参加者からの質問があり、それに答えたり、また最後には質疑応答の時間があり、その質問には最後まで丁寧に答えていた。飛び交う質問には「このドライバーはどうだった?」などが多く、その答えもドライブしたマシンのことから、彼らの性格や特徴まで述べ何とも興味深いものであった。その後は皆に丁寧にサイン、私も購入したのだが全てイタリア語でほとんど写真はなし。これをオリジナル言語で読む日は訪れるのでしょうか??


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その参加者は60-70年代に熱狂したと思われる人ばかり。正直いって若い人はいなかった。クラシックやビンテージ関連のイベントはどこにいっても年齢層が高く、若い人はいない。この先、大丈夫なのか!?
参加者には、50年代にFerrari, MaseratiをドライブしたGino Munaron、Tino Brambilla, Adolfo Orsi Jr.などもいて、出版のお祝いに駆けつけたことを思わせる。


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これは、当日のLibreria dell' Automobileショーウインドー。
雰囲気よく飾り付けられていた。
ここは世界中からも注目される自動車専門店、私も時々足を運んでは時間つぶししている。(日本語のサイトで特集されてます)


貴重な体験ができた素敵な夕方でした。
Grazie mille!!

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Comments

marcue様>1975年に、ダン.ガーニイレーシングの取材で、ロスアンジェルスに始めて行って、近未来的なロスの空港とか、摩天楼に驚いたものでした。その際に資料探しに行った本屋さんが、やはり車専門の本屋さんでしたが、こんなにきれいではなかったですね。時代も時代ですが、、、。ミュンヘンのSchraderさんのお店もこじんまりしたもので、ここは凄いですね。大人の雰囲気です。

フォルギエリさんは、昔はロイド眼鏡ではなかったでしょうか?。レーシングドライバーのA.デ.アダミッチさんと似ていらしたような???。エンジニアと言うよりも博士に近い近影ですね。しかし、一番華やかなエンジンであったように思います。優秀でありましたが、何かそっけないDFVと較べますと、芸術的な香りのするエンジンでしたね。絵の素養がありそうなフォルギエリさんでした。

最近のエンジンは何かつまらないですね。ここにもグローバルの波がきてしまい、何か似たものばかりで、個性がない。このフラット12とか、BRMのH16のような恰好いいエンジンはもう出てこないのでしょうね。

Posted by: 大内 誠 | 2008.11.30 at 10:34

大内さん
いつもコメントありがとうございます。
DanGurneyの1975年、まだまだ現役バリバリな頃ですね。羨ましいですね!
いくつか足を運ぶお店がありますが、どこも奇麗になってますね。昔を知らないのでよく判りませんが、、、大概奇麗に整理され、私の書棚とは大違いです(笑)

Forghieriさんに関わらず、昔の方はロイド眼鏡が多かったですね。あまりにも特徴的でその印象がよく残り・・・・Adamich氏も同じく・・・でしょうか?
確かにロイド眼鏡をかけると同じような印象になります(笑)
たしかにエンジニアというよりは、博士みたいな雰囲気を醸し出していました。やっぱりあの頃のエンジンは美しいですね。今もFerrariがつくるレーシングカーはやっぱり他と異なり素晴らしいし美しいと感じます。
最近のエンジン>F1ですら雁字搦めのレギュレーション、最後には統一エンジンなんて言い出す始末。いったいどうなっているのか???
Racingには興奮しても、メカニズムは発想の大転換でグリッドのシャッフルが起こるなんて想像もできないような時代になってしまいました。良いのか?悪いのか?・・・

冬になりネタ無しなので、困ってます。
今年を振り返ってみようかな?なんて・・・(笑)

Posted by: marque | 2008.11.30 at 20:15

私のHNからもお察しの通り、最も尊敬する方です
羨ましいです!
しかもLibreria dell' Automobileに来られていたなんて!

以前はClub Italiaの会長もなさってましたよね
サイン入りのモデナ・ランボF1のミニカーは
持ってるのですが宝物です!

Posted by: フォルギエリ | 2008.12.11 at 18:53

フォルギエリさん
偶然にもお会いできよかったです。話も良かったです!
しかし、イタリア語のため完全には把握できず・・・その辺りはジレンマを感じます。聞くことは多少出来ても、質問することができないのが歯がゆいですね。
モデナ・ランボF1>懐かしいですね。
あの頃の日本はF1ブーム最高潮の頃、私も高校生ノートにF1マシンのスケッチを(授業中に)書きなぐったものでした。本気でエアロダイナミクスを勉強しようと思ったくらい。自分也にデザインしたサイドフェアリングを考えたりして・・・
そうしたら、そっくりのフェアリングをもつF1マシンがデビューした!これがモデナ・ランボF1でした。ビックリしたなぁーー、あまり速くなかったけど。。。

Libreria dell' Automobileは本屋さんと同時に出版社なので、ここが出版元となっている本はお店で出版披露したりするようです。そのあたりもMilanoに住んでいてラッキーでした。
ここに住んでいますと、イタリア車好きにとっては、名エンジニア、名ドライバーに会えるチャンスは広がるので、もっともっと人の名と顔を知っておかなければならないなぁ〜と思います。正直、皆さん歳をとっていて判らないんですよねぇーー

Posted by: marque | 2008.12.11 at 20:34

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