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2009.02.19

Montereyの想いで - Pebble Beach -

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Montereyの想いでシリーズ

寒い冬はイベントレスなため取り上げましたが、ここMilanoも少しずつ暖かくなってきました。既にRetromobileも終わって、暖かくなると同時に今週末は今年初のMilano NovegroでのMostra Scambio、来月からは少しずつイベントも幕開けの様子。(しかし、今朝はまだ水たまりに氷が張っていた!!いつまで寒いの!?)

さて今回は、Montereyの想いでシリーズの最終章、Pebble Beach Concours d'Eleganceを振り返ってみたい。

Pebble Beach Concours d'EleganceはMonterey weekの最後の日曜日に行われるため、最終で最大のイベントといって差し支えないだろう。現在、世界で開催されている最も威厳のあるコンクールのひとつで、ヨーロッパの春シーズンに行われるVilla d'Este Concorso d'Eleganzaとならんで二大コンクールのひとつに数えられる。その会場は全米オープンも開催されたことのあるPebbleBeachゴルフコースの18番ホール、そこに数々の車両が並べられることとなる。

私は知人より事前に「入場をみるならば、絶対に早く、夜明けと同時にいくこと!」という有り難いアドバイスももらっていたので会場へ6時半、まさに日の出と同時に到着した。会場であるゴルフコースに足を向けると丁度入場の真っ最中、戦前戦後の名車が自走して目の前を通過してゆく。そのクルマをMonterey海岸に上る太陽が照らし、なんともゆえぬ高貴な雰囲気を作り上げているのでした。

一通り入場が一段落したころを見計らって、次はコース上の出展車見学。
まだ人影少ない会場内で、審査員と一緒に存分にPebbleBeach Concours d'Eleganceを堪能したのでした。

訪れた2006年の出展車両のなかから、こちらも超個人的嗜好で紹介。

トップ写真は、会場へ入場する1953 Cunningham C-3, Vignale
Briggs CanninghamがLeMans出場規約を満たすために25台のみ造られたC-3
デザインはMicherotti-Vignaleで、同じデザインであるFerrari212シリーズ、Maserati A6シリーズに非常に似ている。エレガントな佇まいとツートーンというボディーカラーからは、とても後ろ姿からはアメリカ車とは思えずヨーロッパ車かと思ったほど。
Pebble Beachの雰囲気がよくわかる入場風景、ここでコンクールをするなんて素晴らしい!


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1963 ATS 2500 CT Scaglione/Allemano
こちらも会場へ入場しているATS。
Ferrariを辞したC Chiti, G Bizzarriniなどによって誕生したATS、デザインはF Scaglioneが担当し、製作はCarrozzeria Allemanoが担当するというイタリア自動車界の至宝を寄せ集めたような素晴らしいスモールGT。しかし、ビジネス的には失敗で総生産台数わずか10台ほどしか造られていない。
F Scaglioneのデザインゆえに、どことなくスタイリングはAlfaRomeo Tipo33に似ていなくもない。この写真、既に明るいように見えるが、これはシャッタースピードが長いから。ライトがついているように実はまだ薄暗い。


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1956 Ferrari 250GT Boano
この250GT Boano、なにがすごいって・・・ 後ろの羽! 当時アメリカデザインに多大な影響を受けた結果、Ferrariにもこんな立派な羽がつくようになってしまった。
個人的にBoanoは色もスタイリングもこんな派手目なものよりも、ちょっと地味な感じの佇まいが好きだし、似合うと思うんですけどね・・・


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1955 250GT Europa PininFarina
会場で一番気に入ったFerrariがこれ、250GT Europa PF
フロントグリルの切り方、その中央の跳ね馬など250GT Europaシリーズ中でも珍しい車両で、落ち着いたシルバーのエクステリアに、内装はグレーとオレンジのツートーンというおしゃれな組み合わせ。これこそイタリアデザインの真骨頂と思わせる粋な色使いが、当日一番のお気に入りであった。


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1961 Ferrari 400SA Pninfarina
Fouri Serieの最後期時代にあたる400SA.FouriSerieとはいえ見慣れた感があるスタイリング。
それよりもドアを開けている方、何をしているかわかりますか? タオルとハタキ、ハケを持ちながら最後の仕上げ、奇麗にゴシゴシと磨いているのであります。
もうこれ以上奇麗にできるの!?ってくらい奇麗なのですけどね〜


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1938 AlfaRomeo 8C 2900B Touring
Concours d'Eleganceというと、本来戦前のこの世代の車両がメインなのですが・・私の場合、ちょっと古すぎてついてゆけません。
確かにこのTouring製のボディーも優雅ではありますが・・・やっぱり戦前のレーシングカーか、戦後のクルマになってしまうんですよね。加えて、Ferrari部門なんてカテゴリーがあるから、Ferrariも大好きな私としては益々偏る。


さてクルマは終了して、、会場でみかけた審査員を紹介

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こちら、TVCMでも有名な日産の中村さん、元Pininfarinaの奥山さん、そして一番右には先日、BMWを辞したC Bangle、凄いコンビで会場を回っておりました。
日産の中村さんにいたっては朝の入場時、気がつけば隣だった!!


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無冠の帝王、Sir Stirling Moss

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そして一番向こうから車両を覗いている方は、昨年亡くなられたアメリカ人初のF1王座を奪取したP Hill、その人であります。


クルマも人もSpecialなPebble Beach、やっぱりアメリカは偉大でありました。
クルマ趣味人なら必見のイベント、やっぱりまた行こう!!

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Comments

まさに夢のような空間ですね。
クルマもさることながら、
集う人が凄すぎです!
いつ行けるんだろう。行きたい。
だれか時間を下さぁい(>_<)

Posted by: acero | 2009.02.20 at 09:23

marcue様>私も行きた〜い。だれかお金を下さ〜い?!。

最初に登場しましたヴィニアーレカニンガムは、2004年に行きましたグッドウッドで初めて見ました。クリームでした。1975年にカニンガムミュージアムに行きました時は、初めて見る色々な名車にため息が出たものです。あの頃リノにはハーラーズとかあったのですが、、、。今はブラックホークなのでしょうか???。

このATSは、本来のオリジナルはボンネットに二本の角と言いますかバンパーのオーバーライダーから延長するフレアーがあったのですが、オーナーの未亡人さんが何と取ってしまい、今のようにボンネット上は何も無くなっているんです。しかし、ASAと並んで、山椒は小粒でピリリ!の一台ですね。

ブルーのSA!いいですね。SFも好きです。

BOANOの羽根は、1953年のBATの影響もありかなと思いますが、、。

今は亡きP.Hill氏と御一緒している方はR.ペンスキイ氏?。

日本でこのペブルビーチを真似て、柏崎のゴルフ場で柏崎トロフィーをやったのですが、結局ゴルフ場の芝が荒れてしまったとクレームが来たようです。日本海にはじめて行って驚いたのは、お米が美味しかったのと、ウェルカムパーテイでお肉とデザートそしてコーヒーが出てこなかった事。そのかわりお酒とお魚はこれでもか!と言うほど出ました。

Posted by: 大内 誠 | 2009.02.20 at 09:48

aceroさん
人も車も楽しいですよ〜
ぜひ、一緒に行きましょう〜
時間はどうにかしましょう〜

大内さん
Monterey>そう、結構お金がかかるんです。
この時期はとんでもないくらいホテルやモーテルも値上がりします。
普段の倍、いやそれ以上に! 私も贅沢せず、モーテルをとったのですが、「えっ、これでこの価格!」という感じ。まぁ出かけてばかりいるのでそれで十分なのですが・・・
>先日、写真を送っていただいたカニンガムミュージアムですね。Vignaleカニンガム、Vignaleだけあってヨーロッパの雰囲気で、アメリカの雰囲気はエンジンとオートマミッションという機構でしょうか!?
>ATSはいいですね、生産台数10台前後ゆえ、ちょっと手に入れることは大変ですが、小さなGTで豪華、スタイリングもよくなかなかな1台ですね。フレアーは、個人的にはないほうがすっきりしているかな?と思っております。いかがでしょうか?
>BOANO>いわれてみればその通り、もっとすごいBATという羽根つきがおりました。あれもAlfaとは思えないエポックメーキングな車でしたね。
新しいBATもなかなかよいと思っております。どうでしょうかね・・・
>彼はR Penskiでありますか? 私はわからず・・・
>芝の件、わかります。Pebblebachもお昼頃になりますと、既に人が通る道はボロボロ。これを毎年やり続けるというのは、文化という側面と、ほかに大きなビジネスなんでしょうね。結構な入場料を取られますし(あ〜アメリカ的)、観客の数もすごい。 
まったく話は変わりますが、おいしいお魚とご飯ですか!! あー、食べたい。

Posted by: marque | 2009.02.20 at 18:00

Montery,Retromobileなど雑誌でしか見たことないイベントに行かれて羨ましいです。以前はミレ・ミリアに出たいなどど大それた事を夢想していましたが・・・最近は、まずはヴィンテージを手に入れ国内のイベントに参加するのを目標にしています。貴重なレポート楽しみにしています。

Posted by: ofc | 2009.02.21 at 19:11

ofcさん
こんにちは。私の場合、ちょっと度が過ぎてイベントはいろいろ訪れています。ofcさんも是非!!
mille migliaいいですね、是非手に入れて参加されてください。私は経験ありませんし、なかなか実現するのは大変です(苦笑) しかし、夢はかなえるためにある!一緒に走りましょう。
montereyレポートを含め、ほかたくさん過去のMCJ機関誌に寄稿しています。機会がありましたら是非みてください、益々惹かれること間違いなしです。 

Posted by: marque | 2009.02.23 at 05:27

いつかは、コモ湖のコンコルソを訪れたいと考えているのですがこのようなイベントは直接行って入れるものなのでしょうか?それとも招待状が必要なのか?教えて頂ければ幸いです!

Posted by: corse4 | 2009.02.25 at 19:08

corse4さん
こんにちは。
Concorso d'Eleganza、通称Villa d'Esteに関しては、土曜日が招待客のみの審査日で招待状が必要になります。しかし、日曜日は一般公開日で場所を隣のVilla Ermaに移して行われます。この日はとくに何も必要ないです。昨年までは入場料わずか10ユーロ! 対して、MontereyのPebbleBeachは日曜日のみの開催(本当はツーリングなどが金曜日や土曜日に行われているようですが・・・)で、早い時間に審査が行われ、一般入場は10-11時くらいからです。しかし、実際には朝早くても一般入場できます。お値段100 or 150ドル!高い! 個人的には安すぎる&高すぎるで対称的だと思っています。

Posted by: marque | 2009.02.25 at 20:14

Hey are you a professional journalist? This article is very well written, as compared to most other blogs i saw today…. anyhow thanks for the good read!

Posted by: laptoplover | 2009.12.13 at 00:33

Ciao, laptoplover
I am not journalist, just I want to tell how interesting car is.
Enjoy as you want!!

Posted by: marque | 2009.12.14 at 03:10

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