MilleMiglia, the greatest “rolling museum” on the planet
「the greatest “rolling museum” on the planet」
これは以前、Maserati.comでMilleMiglia紹介の際に使われていたフレーズ。MilleMigliaはまさにこの言葉がぴったり当てはまる夢の競演なのだ。
今回はBresciaの街中を訪れて散策した後に、スタート前のパドックにあたるMuseo MilleMigliaを訪れることにしてみた。
パドックになるMuseoの中庭は、スタートを控えた車両が奇麗にならび壮観な光景が繰り広げられる。そこでは街で見逃したであろうクルマにも何台も遭遇することになる。中庭に面したテラスでは、参加者らが1600kmに渡る長丁場にむけてつかの間の休息中。ここではこれまで人ごみに紛れていた友人に何人も遭遇!熱狂的なエンスージアストやカメラマンらにも出会い、今後の健闘をともに祈ったのであった。
MilleMigliaは計370台以上、凄いマシンばかりゆえに感覚が麻痺してしまいます。本当に!!
さて先のULでは、Ferrariが多いとのご意見を頂いたので、今回はもう一方のModenaの雄、Maseratiも多く紹介してみたい。
まずは街の中心から
これは毎年アメリカから参加しているMaserati A6GCS
数年前見たときは塗装がひび割れているような状態であったが、今回は奇麗にお色直しされていた。正直、以前の状態もヤレた雰囲気がでて好ましかったのだが・・・
その後ろはAlfaRomeo 8C Lungo、ブルーのカラーが珍しい。
こちらMaserati兄弟の情熱によって造られたOSCA MT4 2AD。南米を駆け抜けたLa Carrera Panamericanaのカラー、ゼッケンが施されていた。一見奇麗に見えるが、このボディーはかなり波打つような状態でひと際目立っていたのだった。
隣はMaserati 250S、僅か2台製造されたうちの一台。この個体は昨年のVilla d'Esteでも展示、更にその週末に行われるオークションにも出品されていた。つまりレストアしてコンクールに出品され、MilelMigliaに出場たというヒストリーがつくことを主眼にエントリーされたもの。オークションの結果、真のエンスージアストの元に旅立ってほしいものである。
Bresciaの由緒あるPiazzaで佇むFIAT 8V
この広場はとても雰囲気があって、個人的に昔のVittorio広場を思い出させた。
反対側を向くとFerrari 250GTにMercedes-300SL
MilleMiglia最終期の華!
FIAT 508S Balilla Sport CS、前も後ろも台形でとても不思議な雰囲気。
私的感想は、「興味深く面白い!」
見よ!
街の中心で発見したBandini 750(なんとハンガリーナンバーがつく!)とサポートカーであるQuattroporteのサイズの違いを!
Bresciaの街から、街の郊外にあるMuseo MilleMigliaに移動中に遭遇した大HIT、Ford GT40である!
珍しいFerrariが2台、212 Export Vignaleと195 Inter Ghia、そしてそれをカメラに納めるエンスー! この2台、ともに2トーンカラーでFerrariらしくないスタイリングもまた魅力。
思わずシャッターを押してしまった2台
ともにBugatti Type 35と37、偶然にも色が同じでよい雰囲気。おまけに35はボンネットを開けたまま、もちろん覗き込んだのはいうまでもない。
出場していたMaseratiの中で、個人的なお気に入りはこのA6G/54-2000 Zagato
バンパーレスでレーシーな雰囲気、加えてシルバーという外装が何とも落ち着いていてたまらない。内装はブルー&グレーというお洒落な組み合わせ。
このMaseratiが40年代極僅かのみ生産したGranTurismo、A6-1500
やはりMilleMiglia仕様なのかフォグライトが追加され、バンパーレスに仕上げられている。
こんな “rolling museum” クルマ趣味人なら是非!!
久々にTridente freakなblogネタ、満足して頂けました??
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Comments
満足させて頂きました〜♪
個人的には、僕も下から2番目のA6G/54-2000 ZAGATO...ですね。
シブっ!!・・・です。
それにしても、Bandini 750...小っちゃ!
まるでペダルカーw
っつか、現代のクルマって、ホントにデカイですよね。
コンパクトで楽しいクルマが、どんどん消えて行く。。。(涙)
Posted by: ghie | 2009.05.19 10:02
ロッジア広場に佇むFIAT8Vのフォト凄く好きです!部屋に飾りたい感じです!いいアングルですねー
Posted by: corse4 | 2009.05.19 11:08
marcue様>8V懐かしいですね^^。日本にあるものも、なかなかよかったですよ。独特なエキゾーストノート!。ユニークなメーター等々。この時代にFiatはファイバーボデイを作っていますから、これは何かファイバーっぽいですね。前回のSLRスターリングモス
は???です。大嫌いとは書けないし、あ、、、書いてしまいました^^。趣味の悪いドイツ人は好きでしょうね。SLRは、助手席に乗った事がありましたが、MBが変に気を使って、メーターが日本語表記だったり、インテリアはまるでゲームセンター!。あんなメーターを見ながら1メーターたりとも走りたくないですね。しかし、速かった!。しかし、速いだけだ。
Posted by: 大内 誠 | 2009.05.19 16:23
私のコレクション?の中にもMaserati A6GCSの写真がありました!
こんなにたくさんのMaseratiに会えて幸せです
Posted by: topo | 2009.05.19 21:53
ghieさん
満足していただき何よりです。
FerrariもMasertiも多くのバルケッタがありましたが、ひねくれ者な私は変なGTに惹かれます。A6G Zagatoも赤よりもシルバーや白などが好きですね。
最近のクルマはどんどん大きくなりますね、しかしエンジンはどんどん小さくなる。不思議な相反現象です。それだけ技術が進歩した証なんでしょう。
corse4さん
そうそうこれはPiazza Loggiaでありました。Grazie!!
雰囲気のある広場でしたね。雰囲気だけならVittorino広場よりもいいですよ!ここは!!
大内さん
8Vも多くのCarrozzeriaが手がけていて、興味深いクルマですね。たまに見かけるとついつい見入ってしまいます。メーターはかなり奇妙ですね(笑)
SLR・・・・まぁ、私も?でありますが、普通のSLRよりは雰囲気が出ていました。確かに速そうです、しかし欲しくても買えないので、みて楽しんでいます。
topoさん
A6GCSは白に2本の赤線でしたか?彼らは常連さんのようですね。
あのA6GCSは200, 300系のバルケッタに見えますね。もちろん素敵ですが、個人的にA6GCSはやっぱりステレオタイプなあのスタイリングが好きです。(戯言でありました、失礼)
Posted by: marque | 2009.05.20 00:59
>marqueさん
そうです、そうです!
まさに白に赤の縦2本線です。
今度、帰国された時には、ぜひ私の写真も見てくださいね
Posted by: topo | 2009.05.21 00:56
大満足!
MMを綴るレポートは数多くあるけど
Maseratiに関する記述は少ないですから・・・
このようなレポートが一番しびれます!
A6 Zagatoのバンパーレス、かっこいい!!
Posted by: acero | 2009.05.21 10:18
topoさん
おそらく同じ車両ですね。毎年のように出場されていますね。
aceroさん
本当はもっともっとバルケッタが多く出場しています。いつか特集しましょう〜
それにしてもイタリアも長くなってくると、見覚えのあるクルマ、出場者、メディア、見学者とコアな人たちはいつも居ます。エンスージアストはどこでも同じですね(笑)
Posted by: marque | 2009.05.21 23:27
バルケッタ見たいな~。
お時間ある時にでも追加アップお願いしますネ。
Posted by: Bianco | 2009.05.29 13:31
Biancoさん
こんにちは。バルケッタといえばもうすぐBassanoですね!
最近忙しく時間をみつけてULしています。また改めて・・・ULしますね。
Posted by: marque | 2009.05.30 06:45