Arrivederci Gino.
1950-60年代にかけて活躍したイタリア人パイロット、Gino Munaronをご存知でしょうか?
Maseratistaにとっても、Ginoをご存知の方は相当レアな方だと思う。
私も実際にお会いするまで、彼が1950年代にA6G-2000 Zagato, 300Sなどを操ってスポーツカーレースに参戦していたことは知らなかったし、1960年には250FでFormula 1に参戦、そして後年にはBirdcageをも操っていたことは全く知らなかった。
現役時代のGinoは、MaseratiをはじめAlfaRomeo, Ferrari, Fiat, Porscheなど多くのレーシングカーで活躍した。JM FangioやS Mossのような超級のレーサーには敵わなかったもの、250FでF1にも参戦したほどなのでよい成績をあげたのだろう。
そんなGinoは、晩年にScuderia del PortelloでAlfaRomeoのクラシックカーレースに参戦していた。
そのPortelloの総会(Portelloの総会で.左からGino Munaron, Theo K Huschek, そして私)で彼を知ることになる訳だが、丁度一年ほど前にLibreria dell'Automobileで行われたMauro Forghieriの出版発表会の会場で偶然隣になった。Mauro Forghieriの発表会なので当然の如くFerrariな雰囲気の中、私がMaseratistaであることを話すと、Maseratiには250FやBirdcageをS Mossらと一緒にドライブしていたことなどを懐かしそうに語ってくれた。本当にごくありふれた会話だったが、とても印象深く脳裏に刻まれている。
1928年生まれなので81歳という高齢ゆえに仕方ないことだが、またLegendary Maseratiを操ったジェントルマンドライバーが逝ってしまったことはとても悲しい。
Arrivederci Gino.
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Comments
marqueさん
こんばんは。
私はNon lo so でした・・。
O.S.C.Aにも乗っていたようですね。
Maseratiは多くのプライベートチームに支持され、Ginoさんをはじめ多くのドライバーを育てたのでしょう・・。
Posted by: RYU | 2009.12.04 23:46
こんばんは。
Non lo saiでしたか・・・
そう彼の250Fはプライベーターなんです。RYUさんのところにもあったDeTomasoと同じですね!
Posted by: marque | 2009.12.05 04:43