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2009.12.06

Bologna Motor Show

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Bologna Motor Showを訪れた。

以前にも書いたが、私の憧れはやっぱりBologna Motor Showよりも、なくなってしまったTorino Motor Show。自動車産業お膝元で行われてきたTorino Motor Showでは数々のCarrozzeriaブースが並び、多くの歴史的モデルが発表されてきた。一度そこへ足を運んでみたかったが、なくなってしまった今となっては仕方ない。

さて話しを戻してBologna Motor Show
自動車産業に厳しいこのご時世、メーカーは欧米の大きなショーにブースを構えるものの、Tokyo Motor Showをはじめ多くの表舞台から撤退してしまった。

さてBologna Motor Showは?

元々Bolognaは国際的イベントから比較すると小さい規模のものだったが、今回メーカー出展はなんと、"0"!
Tokyo Motor Showよりも寂しい状態で、地元FIATも、Bolognaから40-50kmほどに本拠地を構えるFerrari, Maserati, Lamborghiniまでも全てが不参加なのだ。

ではいったいどうやってイベントを盛り上げるのか?
Bologna Showはもともと試乗や観戦など参加型のイベント(1, 2)を売りにしていたのだが、メーカーに期待できない今回はこれまでの参加型イベントの拡充に加え、メーカーに代わって雑誌社、パーツメーカー、レーシングチームとのタイアップを行っていた。イタリア最王手の自動車雑誌であるQUATTRORUOTE、パーツメーカーなどはブースを持って各社最新型車両の展示、レーシングチームはレース車両の展示、ほか展示車両にもオーナーの個人車両を持ち込むなど工夫を凝らしてどうにかして不況の自動車産業を盛り上げようとしていた。

そのなかで主催者が考えたプログラムに、Motor Show Racing Legendというものがあった。ここBolognaが位置するEmilia-Romagan地方はFerrari, Maserati, Stanguellini, Dallara, Ducattiなどレース産業のメッカ、観光局もMotor Valleyとして宣伝しているほど。そのMotor Valleyが尽力し、歴代のレーシングカーや現代のレーシングカーをメーカーと協力して展示したのだ。

それは戦後のF1から60-90年代のF1やラリーなど、正直いってこれを目的に訪ねたといっても過言ではない。その中からいくつか紹介してみよう。

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Tecno F1, PA123
カートから始まった情熱家Luciano&Gianfranco PederzaniがF1まで上り詰めたTecno PA123
当時DFVという名機がありながら、シャシーだけでなく、エンジンまで自製してしまった、そこが凄い!


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Shelby Daytona Cobra Coupe
Dan GurneyとBob BondurantによりLeMansで活躍し一躍有名になった。Pete BrockがデザインしたCoupeバージョンはハードトップバージョンよりも30km/hも最高速がのびたようだ。
個人的に全くの予想外で衝撃度は一番だったShelby Daytona。すぐ隣にFerrariのDaytonaがあったが、断然こっちに目がいってしまった。
それにしても格好いい。


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スポーツカークラスの次はラリー
イタリア自動車界でラリーといえばLANCIA
Stratos, 037Rally, Delta S4とその姿は壮観


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リアもCOOLだけど、フロントの戦闘的な姿はたまらない。
Delta S4はちょっとイメージが違うカラーリングを纏っていたけど・・・


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LANCIAに並んでFIATのラリーカーも
Ritmo ABARTHに FIAT131
Alitaliaカラーを纏っていてこれもCOOL。痺れました!


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次いで現れたのはF1
戦前のAlfaRomeo TipoB, P3
こんな細いタイアだけど、速さだけは50-60年代のマシンに決して負けない。
こんなマシン、とても現代では正気でドライブできません。


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Museo Storico AlfaRomeoからはAlfetta 159
Alfa伝説のマシン、Areseでは何度も見たけど、見る場所違えば印象も随分異なった。
個人的なmy favorite Alfaは、Tipo33シリーズよりP3や159のGPマシンだなぁー!?


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Brabham AlfaRomeo BT45
やっぱりF1はMuseoの地下より太陽光がいいです。


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今回の大HIT
1990年代W12気筒を作製しF1に参戦したLife F1
TECNOも珍しいけど、こちらは更に珍しいかも!
4気筒エンジンを並列に3個繋げたW12気筒エンジン、確かF1ではポールポジションから30秒以上遅れていたような・・・ 一度、ドライバーを務めていたB GiacomelliにLifeエンジンのことを尋ねたことがあって、彼曰く「実験だった」と


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独特のエキゾースト取り回しに注目!
不思議な感覚です。


つづく

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Comments

メーカー出展ゼロでも、素晴らしいショーですよね。
モータースポーツ好きにとっては堪らない内容です。
東京では無理ですね、出来ないです。
でも、東京の手本はポローニャ・ショーですね。

Posted by: | 2009.12.06 at 20:32

名前入れるの忘れてました。
ゴメナサイ。

RYUさんのblogにあるSolo AlfaですがF1特集で創成期から159、BT46の特集が組んでありました。

Posted by: イノウエ | 2009.12.06 at 21:43

今年は当然ながら行くことが出来ず。
仕事柄、他国のショーの状況がわかってとても助かりました。
まさかの出展ゼロはオドロキですね。今年の夏の段階では、まだ数社の出展がある予定だったんですよ。(新聞でみた)

でも、このような状況で盛り上げようと頑張っている姿はさすがです。
折角あるイタリアの資産ですからね。どんどん使うのはいいですよね。
元々、ボローニャはイベント的な要素(実車が走行したり、レースしたり、フェラーリのピット作業をデモしたり)が強くて、それを目当てに見に来る人の方が多かったですからねー。

東京ショーで、トミカやプレステ、子供の絵が配置されていたのとは対照的だなぁ。(トミカやプレステが悪い訳じゃないけど、もっとやりようはあったはず、と思う。)

Posted by: noby | 2009.12.07 at 11:55

このLIFEって,あのヘンテコエンジンのメーカーですよね。あ,写真が出て来て,出て来た。これですこれ!。H16なんてまともですね。

Posted by: 大内 誠 | 2009.12.07 at 15:37

んーーーむ。。。

やっぱりコレも『文化』の差。

なんだろうなぁ。。。

Posted by: ghie | 2009.12.07 at 16:05

イノウエさん
コメントありがとうございます。
個人的にあの展示を出かけたのが正直なところです。メーカー展示0でしたが、自動車不況を目のあたりにしたようでショックでした。昔はメーカーがブースを構えていたところに、イタリア軍、警察、クラシックカー、一般的なスポコン車両の展示、やっぱり衝撃的でした。
噂では東京は規制が厳しいとのこと、もっといろいろアイデアを出して頑張ってほしいですけどね〜。イタリアはメーカーが駄目でもいろいろ他から出せるところがいいですね。
SoloAlfa特集はMuseoの個体もあるでしょうから、私がみたものと同一の可能性もありますね。


nobyさん
連続コメントありがとう。
本職ですから気になりますよね。私も新聞で「出展取りやめ」「出展取りやめ」というのを何度も目にしました。結果「0」になったということみたいで・・・
会場で「0」を知って衝撃的でした。そのお陰で、私のようなクラシックファンには楽しいものになりましたが・・・
しっかし、BolognaShowは参加型だけあって若者が多かったです。


大内さん
コメントありがとうございます。
そのとおりでヘンテコなメーカーです。H16がまともにみえますね(笑)
あのエンジンは実験的であったし、お金もなかった。それもでこうやって20年経過して残っていて、素晴らしい状態の車両を拝見できる。我々は幸せかもしれません。


ghieさん
コメントありがとうございます。
「文化」、メーカー展示がなかったからこそ、訪れましたし、楽しんだ訳ですが、こういうところは奥が深いと思いますね。
でも日本車もスーパーカー時代には面白い特徴的なコンセプトカーをたくさんつくりましたし、レーサーだっていろいろありますよ。こういうのを展示すればいいのになぁ〜と思うのですが・・・
でもやっぱり、普通の市販車であっても人はそちらに群がってます。

Posted by: marque | 2009.12.07 at 22:27

Brabham・BT45に一票!

Lifeは日本のF1ブームが最高潮のこの頃、
確かコシノ・ジュンコがスポンサーになっていたと思いますよ
Life F190はグスタフ・ブルナーがデザイナーだったと思うのですが
そう言えば、モノコックの先端がFerrari F1 87/88に
良く似ていますね

Ritmo AbarthにBettegaの名前がありますが、
Bologna Motor Showは、昔、Memorial Bettegaと言うイベントを
やっていたのですが、まだやってるのかなぁ

Posted by: フォルギエリ | 2009.12.08 at 10:41

初めまして.
時々拝見させて頂いております。

出展ゼロとは言え
寧ろBOLOGNAの方が楽しそうじゃないですか^^

TOKYOも、こういう内容を取り込んでくれればな~

Posted by: 職人 | 2009.12.08 at 17:14

フォルギエリさん
コメントありがとうございます。
やっぱりフォルギエリさんはBT45ですよねっ!
この頃のAlfa F1はMARTINIカラーで本当にCOOLですね。実は密かに一度Alfaが復帰した初年度のAutodeltaF1を見てみたいのです。あの特徴的なボディーデザイン、なんかブス格好いい感じがして堪りません。どこかにないでしょうか?
Life F1>コシノ・ジュンコやMr Junko、日本のF1バブルを感じますね。まぁ、私もフジが中嶋をきっかけに87年に中継しだしてからが本格的なので、その世代です。グスタフブルナーでしたか!? 確かにノーズは似ていますね。最近、彼の名は聞きませんが、どこで何をしているんでしょう?
BolognaMotorShowもさすがにお詳しいですね。
そのイベントは見ませんでしたね。やっぱりBolognaもこれが最後になるとかならないとか・・・やはり消滅の危機だそうです。数ヶ月前にそんな記事をみました。


職人さん
初めまして。コメントありがとうございます。
nichimoに反応してコメントくださったのでしょうか?
Bologna>自動車産業不況の中、苦労しながら頑張ったように感じました。東京もCar of the yearの歴代展示や、各社が歴代マシンを展示していたようですね。もう少し展示方法を工夫すればもっと見栄えしますね。そして華になりますね。(人気があるかどうか?それは別にして・・・)
また来てください、コメントも大歓迎です。

Posted by: marque | 2009.12.08 at 17:42

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