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2009.12.27

2009年の○と×

毎年やっている、今年の○と×

あっという間の一年。
最近はイベントレポートと化していますし、内容は相変わらず凄く個人的嗜好に偏ったものばかり。
それでも興味を持って訪れてくださる方、コメントくださる方に感謝です。


例によってNAVIを真似てみた○と×、2009年編

○:今年もいろいろと出かけて行っては珍しいクルマ、バイクと巡り会い、そこで知り合う素晴らしい友人たち。さすがに3年もこちらにいるので、イベントに出かけては友人にであうようになり、疎外感が薄れてきた。加えて、やっとイタリア語が聞き取れるようになったので、余計に楽しめる。今年のハイライトはローカルイベントVernasca SilverFlagか?あれほど多数のRacingMaseratiはなかなか出会えない。クルマ以外では、イタリア料理も抵抗が全く無くなって、自分で作るようになったこと。イタリアの適当さに半ば諦めて慣れてきたこと。夏は3週間というヨーロッパのバカンスを満喫!それと今年はサイクルロードレースにハマった!なんといっても興奮は同じで、全てが新鮮なのがいい!おまけにクルマイベントに比べると安い!
×:イタリアの感覚に慣れてしまい、いろいろなイベントを訪ねても、新鮮さを感じなくなり始めていること(贅沢病!)。今年もmy carにお目にかかれなかった(たまに動いていますが・・・)。相変わらずしゃべれないイタリア語(勉強してませんからね・・・)。多くの未訪問歴史的遺産(文化、美術、クルマ)。毎年嘆いているイタリアの適当さ!イタリアの滞在許可証発行遅延のため、未だイギリスに行けないこと。


本業は良いときもあれば悪いときもありました。しかし悪くはなかった。
今年一年お世話になった皆様、どうもありがとうございました。

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2009.12.24

Regalo di Natale "Maserati"

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Regalo di Natale 2009

クリスマスプレゼントは、Jürgen Lewandowski著 「Maserati」

クリスマスでライトアップされたMilanoを撮影したいと妻がいうので、数日前の今年一番に冷え込んだ夕方、マイナス5度の街へ出かけた。
流石に冷え込むので、クリスマスマーケットのホットワインで体を温めたり、お店で暖をとったりと何度も寄り道しながら散歩。


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途中、Corso Veneziaを通ったので、老舗の自動車専門書店 Libreria dell'Automobileに駆け込んだ。
クリスマス前の土曜日のせいか、店内にもかなりの人。久方ぶりの訪問でオーナーと軽く挨拶し、いつものように店内の書籍を散策する。

ここは世界で有数の自動車書籍店。毎回、興味深い書籍や新書をみつけては、ペラペラと眺めるのが慣例。しかし、いつもは目を向けてもすぐスルーしてしまうMaseratiコーナーにこれまで見たことのない書籍をみつけた。

Jürgen Lewandowski著 「Maserati」

興味本位で手に取り、こちらもペラペラと眺める。すると、まずドイツ語のみということに落胆。 しかし、その内容はMaserati誕生の歴史から、これまでのレーシングカーから最新のプロダクションカー、コンセプトカーまで全てを網羅し、そのページ数は704ページにも及ぶ超大作だった。
これまでに、その類いの本はいくつか存在するし、内容的にはオーバーラップするところもある。ところが、ずっしりと重い書籍のページを進めてゆくと、とても貴重で珍しい写真が何枚も登場して驚くと同時に、読めないにも関わらずついつい引き込まれてしまった。(しかし、なぜドイツ語!)

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2009.12.21

BORSA-SCAMBIO

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ここ最近コメントをいただけるmoriwakiさんの日記を拝見し、個人的なマイブームでミニチュアカーが盛り上がっている

それがモチベーションとなり、今日はNovegroで行われたBORSA-SCAMBIOを2年ぶりに訪れた。久々だけど、やっぱりこの雰囲気には圧倒される

会場はクルマ、列車、人形、飛行機、ミリタリー、騎士などのミニチュアなどが並ぶ。訪れる人も比較的年齢層が高く、会場内は多くの人で活気溢れる。彼らがじっくりとモデルを観察し、ウンチクを語りながら品定め、店主と交渉している姿もなかなか微笑ましい

私はというと、いろいろ欲を出しだすとキリがないのでMistralのみと目的を定め、いろいろと店をまわった。その中でいろいろと気になるものや珍しいものを写真に収めてきたので、紹介してみたい
ミニチュアカーの世界は全く素人なので、雰囲気だけで写真を選択した。写真はクリックで拡大するので、じっくりみて間違っていたり、ほかに気になることがあれば遠慮なくコメントください

TOP写真の選択はまずMaseratiから
Birdcage Streamlinerをはじめ450Sなど、盛りだくさん


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ここはFerrari, Maseratiの専門店らしく、ずらりと奇麗なレジンの完成品が並ぶ

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2009.12.18

45º ANNIVERSARIO

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2009年12月17日は45回目の誕生日
しかし、私のそれではなくmy carのもの。

毎年書いているように思う(2007, 2008)が、Modena生まれの2POSTIがFirenzeにデリバリーされて丁度45年目を迎えた。
結局、この1年でファーストオーナーを訪れる旅もできなかった。それ以上にFirenzeはなぜか縁遠く、未だ街中を自分の足で歩いたこともない。

さて一度もみていないし、ドライブもしていないクルマのことは書きたくても書けないので、今回はMistralのデザイナー、Pietro Fruaを手短に紹介したいと思う。加えてちょっとおかしな自分のストーリーも書いてみようと思う。

P Fruaというと、Glas, AC Fruaなど60年代の作品に代表される"Frua line"が有名であることは、古くからの自動車ファンには有名な話し。ところが、これら以外にMaseratiとP Fruaは切り離すことができないほどの深い関係であり、数多くのMaseratiをデザインしてきた。

1950年代のFuori-Serie時代、A6G-2000, A6G/54, 150GT, A6GCSなどに代表されるようにデザインが異なるそれぞれの車両。3500GT以降のPost Fuori-Serie時代にもスペシャルモデルである3500GT Frua, 5000GT Frua, プロダクションモデルとして採用されたMistral, Quattroporte, Kyalami, そして後のスペシャルモデル、Quattroporte Aga Khan, Mexico Frua, Bora Fruaなど、これだけ多くのModenase marqueをデザインしてきた。

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2009.12.16

Natale 2009 a Modena

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2週連続のModena行き、おそらくこれが今年最後になるはず
その目的はMaserati Club主催の"Pranzo di Natale"

2年連続(1, 2)で1時間もの遅刻をしているので、今年は定刻到着を目指したものの50分の遅刻。結局全く進歩が感じられない、困ったものです

昨年の同じクリスマスパーティー以来なので丁度1年ぶりのCiro Menotti。1937年から続くModena街中のファクトリー訪問だけは、何度訪ねてもいつも特別で新鮮な気持ちになる

大幅に遅刻したため、ショールームを見る暇もなくファクトリーツアーに出発。案内役はいつものSig. Giorgio Manicardiでなく、昨年にもお世話になった彼。Giorgioにおみやげを準備してきたので、個人的にはちょっと残念。
ツアー中は説明に耳を傾けたり、顔見知りの知人らと互いの近況報告をしながら楽しいひと時。この時に外国からいらした方に聞くと、ほとんどが複数台、幾人かは10台以上を所有するMaseratiオーナー。パーティーのためにModenaに来るくらいだから、その情熱は筋金入り!真のMaseratistaなんです!!

現在のCiro Menotti工場は完全にアッセンブリーライン。エンジンはMaranelloのFerrariから、ボディーはTorino、ペイントはMaranelloとエンジンも作っていなければ、数年前まで行っていたFerrari製エンジンのテストも行わなくなってしまい、少々拍子抜け。しかし、ラインにはQP, GT, そして新しいGranCabrio, AlfaRomeo 8C Competizione Spider, そしてGranTurismo Trofeoまでも流れていた。中でもGranCabrioは正式なものでなく未だプリプロダクションモデル、またレーシングカーのTrofeoまでがラインの上で造られていたのには驚いた。Trofeoは本当にCOOL!!

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2009.12.12

Bologna Motor Show, MASERATI

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Bologna Motor Showの最後はMaseratiで締め!
やっぱりMaseratistaなのでMaseratiは書かないといけません

最初に正直に告白するとこのMaserati編にはオチがあります
それはどういうことかというと・・・
Milanoを出発しBolognaに向かって150kmほど走った頃なんとなく疲れてしまったのです。そこで私はBolognaに到着する前に既にModenaに寄り道したのでした。

さて、じゃぁどこに寄り道?
Maseratistaならご存知のWorkshop Candini。
Sig Marcello Candiniがかなり前に「たまに土曜日でもやっていることがあるよ」と話していたのを覚えていたのです。よって最初から諦めモードで工場を訪ねてみることに。
Autostradeを降りてすぐの工場に向かうと・・・見覚えのあるMarcelloのクルマを発見、なんとガレージも開いていたのです! 私の懸けは良い方向に転がり思わずCandini訪問となってしまったのでした。

久々の再会を喜んでファクトリーの中を案内してもらう。すると休日にも関わらず彼が手に入れた320Sの仕上げの為にメカニックがひとり出勤して作業中。彼によると「本当は休みなんだけど、この為にメカニックに出て来てもらった」ということ。まさに占有作業中でありました(残念ながら写真はなし)。


話しは戻ってBologna Motor Show

MaseratiからのRacing Legendからは「6CM」
正直いいますと、Maserati兄弟によるMaseratiは憧れで、私にとって夢の一台なのです。
伝統的なグリルを持つmonoposto、走っても今のクルマに負けず劣らず速いんですよ!やはりレーシングカーならこの頃の一台、GTカーならA6Gシリーズくらいが夢。
このクラスの車両は既にコレクターカーになってしまい、高値過ぎてもう叶わぬ夢ですが・・・ その昔はA6Gなんて1000万円くらいだったのに・・・いつのまにか"0"がひとつ多くなってしまいました。

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2009.12.09

Bologna Motor Show その2

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Motor Show Racing Legendにつられて訪れたBologna Motor Show その2

久々にMotor Showを訪れるにあたって、公式ホームページで事前チェック中、思わず眼がとまったのがTour Motor Valleyというものだった。

それはここEmilia-Romagnaの中心地、Bolognaを始点とし州内に点在する博物館や工場を見学するというパッケージツアーだった。その内容はGalleria FerrariやMuseo Ducatti, bimota, Museo LamborghiniにRighini collectionなど、交通の便の悪いところや通常はアポイントメントを取らなければならないようなところが組み入れられたワンデーツアー。(主催者も旨くツアーを組んだもんだ!感心)
その中で凄く惹かれたプログラムがひとつ存在した。
それはDallara Automobiliファクトリー見学。GianPaolo Dallaraがレースへの情熱から1972年に創業したDallara Automobiliは、現在のレース界でF3, Formula Renault, GP2, Indycarなどのシャシー製造を一挙に引き受ける有力コンストラクター、市販車においてもKTM X-Bow, Bugatti Veyron, Maserati MC12などのカーボンコンポジットボディーを作製している。加えて来年からはCamposとジョイントして、再びF1進出を計画している。
Dallaraのような立派なレースファクトリーを現役エンジニア、メカニックと一緒にまわれるなんていう機会はそうそうない。そう思い即座にツアー空席状況を打診してみたが既に時間遅し、全てSOLD OUTであった。残念!(←結構人気があったのね!?Tour Motor Valley!? 今回は断念したが、またいつか機会があるでしょう!と楽観してみる)

ほかにもMotor Valleyはひとつのホール全てが与えられ、博物館やメーカーから車両を出してもらい随分とMotor Showの盛り上げに一役買っていた。


では昨日のつづき

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2009.12.06

Bologna Motor Show

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Bologna Motor Showを訪れた。

以前にも書いたが、私の憧れはやっぱりBologna Motor Showよりも、なくなってしまったTorino Motor Show。自動車産業お膝元で行われてきたTorino Motor Showでは数々のCarrozzeriaブースが並び、多くの歴史的モデルが発表されてきた。一度そこへ足を運んでみたかったが、なくなってしまった今となっては仕方ない。

さて話しを戻してBologna Motor Show
自動車産業に厳しいこのご時世、メーカーは欧米の大きなショーにブースを構えるものの、Tokyo Motor Showをはじめ多くの表舞台から撤退してしまった。

さてBologna Motor Showは?

元々Bolognaは国際的イベントから比較すると小さい規模のものだったが、今回メーカー出展はなんと、"0"!
Tokyo Motor Showよりも寂しい状態で、地元FIATも、Bolognaから40-50kmほどに本拠地を構えるFerrari, Maserati, Lamborghiniまでも全てが不参加なのだ。

ではいったいどうやってイベントを盛り上げるのか?
Bologna Showはもともと試乗や観戦など参加型のイベント(1, 2)を売りにしていたのだが、メーカーに期待できない今回はこれまでの参加型イベントの拡充に加え、メーカーに代わって雑誌社、パーツメーカー、レーシングチームとのタイアップを行っていた。イタリア最王手の自動車雑誌であるQUATTRORUOTE、パーツメーカーなどはブースを持って各社最新型車両の展示、レーシングチームはレース車両の展示、ほか展示車両にもオーナーの個人車両を持ち込むなど工夫を凝らしてどうにかして不況の自動車産業を盛り上げようとしていた。

そのなかで主催者が考えたプログラムに、Motor Show Racing Legendというものがあった。ここBolognaが位置するEmilia-Romagan地方はFerrari, Maserati, Stanguellini, Dallara, Ducattiなどレース産業のメッカ、観光局もMotor Valleyとして宣伝しているほど。そのMotor Valleyが尽力し、歴代のレーシングカーや現代のレーシングカーをメーカーと協力して展示したのだ。

それは戦後のF1から60-90年代のF1やラリーなど、正直いってこれを目的に訪ねたといっても過言ではない。その中からいくつか紹介してみよう。

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2009.12.04

Arrivederci Gino.

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また偉大なジェントルマンレーサーが逝ってしまった。

1950-60年代にかけて活躍したイタリア人パイロット、Gino Munaronをご存知でしょうか? 

Maseratistaにとっても、Ginoをご存知の方は相当レアな方だと思う。
私も実際にお会いするまで、彼が1950年代にA6G-2000 Zagato, 300Sなどを操ってスポーツカーレースに参戦していたことは知らなかったし、1960年には250FでFormula 1に参戦、そして後年にはBirdcageをも操っていたことは全く知らなかった。

現役時代のGinoは、MaseratiをはじめAlfaRomeo, Ferrari, Fiat, Porscheなど多くのレーシングカーで活躍した。JM FangioやS Mossのような超級のレーサーには敵わなかったもの、250FでF1にも参戦したほどなのでよい成績をあげたのだろう。

そんなGinoは、晩年にScuderia del PortelloでAlfaRomeoのクラシックカーレースに参戦していた。
そのPortelloの総会(Portelloの総会で.左からGino Munaron, Theo K Huschek, そして私)で彼を知ることになる訳だが、丁度一年ほど前にLibreria dell'Automobileで行われたMauro Forghieriの出版発表会の会場で偶然隣になった。Mauro Forghieriの発表会なので当然の如くFerrariな雰囲気の中、私がMaseratistaであることを話すと、Maseratiには250FやBirdcageをS Mossらと一緒にドライブしていたことなどを懐かしそうに語ってくれた。本当にごくありふれた会話だったが、とても印象深く脳裏に刻まれている。


1928年生まれなので81歳という高齢ゆえに仕方ないことだが、またLegendary Maseratiを操ったジェントルマンドライバーが逝ってしまったことはとても悲しい。

Arrivederci Gino.

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