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2010.02.16

Petter "Hollywood" Solberg in WRC

Impreza_03
(大内誠さんのテクニカルイラスト、Petter SolbergがWRCを制したSUBARU Impreza WRC2003)


Monte-Carlo Rallyつながりで、Rally界でHallywoodというニックネームをもつPetter Solbergとの思い出を今日は書いてみようと思う。

Petter Solbergというと彗星のように現れ、瞬く間に実力をつけSubaru World Rally Teamで2003年にWRCチャンピョンに輝いたノルウェーの英雄。
2003年は僅か1ポイント差で栄冠に輝き、その劇的な幕切れも記憶に新しい。以降もSubaru World Rally TeamのエースとしてImprezaを操りS Loebと接戦を繰り広げてきた。SUBARUがWRCから撤退してからは、Petter Solberg World Rally TeamというTeamを自ら立ち上げ、今年もCitroenで参戦するWRCチャンピョン。

彼はSUBARUでWRCチャンピョンに輝いたことから、日本でもなじみ深いドライバーだと思う。
以前に本当に偶然、彼と一緒になる機会があった。




時は2008年の11月、F1のシーズンが終わりFerrari F1ファン感謝祭、Finali MondialiのためにMugelloサーキットを訪れたときのこと。

イベントの方は楽しみ、お腹を空かしてサーキット内の食事会場で座っていたら、偶然、金髪の若者が隣に座った。
たまたま隣で目が合ったので「Hello」と普通に挨拶すると、今後は向こうから日本語で、「こんにちは」と挨拶してくる。

私的には「なぜっ???」
この時代、日本語を習っている人もたくさんいるので、何気なく英語で、
 私:「なぜ日本語を話すの?」
と聞いてみた。
 彼:「先週まで日本にいっていたんだ」
 私:「なぜ?」
 彼:「Rallyに出ていたんだよ」
確か先週はRally Japanだったはず・・・
 私:「えっ、それって北海道のRally Japanのこと?」
 彼:「そうだよ」
はっ???、、、ということはWRCドライバーってことっ!と驚く。
しかし、ここはMugello、Ferrariのイベント。街中で有名なドライバーに会っても判らないように、そこでは全くアイデアが浮かばず・・・ストレートに聞いてみた。
 私:「じゃあWRCラリーカーをドライブしているの!? 名前はなんていうの?」
 彼:「ペルテル・ソォーベェグゥ、知ってる?」
 私:「えっ???」
食事会場もうるさくて、人の名前は発音など独特なので聞き取れず・・・
 私:「うるさいから、もう一度教えて?」
 彼:「ペルテル・ソーベェグゥ」
頭のなかで、ペルテル・ソーベェグゥという名を復唱しながら、、、「えっ、それって日本語読みすると、ピーター・ソルベルグ。(この間、数秒)
 私:「えぇぇぇ〜〜〜〜、 ピーター・ソルベルグ! SUBARUチームのWRCチャンピョンの!!!」
と驚きながら聞くと、
 P:「そうだよ」と冷静に答える。
 私:「もちろん知っているよ。。。知らないはずないし、僕は日本人だよ」と。


こんな驚きの偶然の出会いだったのです。
しっかりと顔をみてみると、確かこんな顔をしていたような・・・

しかし、P Solbergが普通に食事していても、Ferrariのイベントなので、誰もそんなことを思わないし気づきもしない。お陰で誰にも騒がれることもなく、ゆっくりと隣で一緒に食事することができたのです。


R0012315
それからは、私のほうが興奮してしまって・・・
食事中ずっと隣だったのでいろいろ話しをしました。
聞くと、彼は丁度Rally Japanが終わってMonte-Carloの自宅に戻ったところ。たまたまノルウェー人の友人がFerrariのイベントに参加するので、それに誘われて完全なプライベートで夫婦で応援に来たんだということ。


Wrc2004_rd14_1024
それからは、2003年にチャンピョンをとったときのこと、FIA表彰式(2003年のFIA表彰式はF1がSchumacherで、WRCがSolberg)のこと。サーキット内でSchumacherと話したとか・・・などなど。

その頃のWRCは、S LoebのCitroenが連勝中。P Solbergは、なかなか勝てなかったので、「SUBARU ImprezaとCitoroenではどこが違うんだ?」と聞いてみました。彼はトランクションの問題などを取りあげて、簡単に解説してくれました。そして、「先日、来年用の2009年マシンをテストしたところ、随分と良くなっている」と教えてくれました。


それから1ヶ月ほど後、2008年末にSUBARUはWRCからの撤退を発表。
真っ先に脳裏に浮かんだのは、Petterと話した楽しい一瞬と、SUBARUの2009年用WRCマシンでした。

そんなこともあって、SUBARUの撤退は衝撃的で、Petter Solbergとの偶然は深く記憶に残っています。

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Comments

凄すぎる!!私の友人はラリーファンがいて
ソルベルグとよくいっていました!

僕には別世界の話しいつもありがとうございます

Posted by: take | 2010.02.16 at 10:28

marcue様
>私が月夜野のイベントで、サインを頂いたのが何年前でしたか?。群馬で行われましたイベントの時は、E.COMAS氏も白いインプレッサで、走っておられました。ラリー見物は、山の中を移動して、斜面に席を取り、目の前を一瞬横切るマシンを見るだけなので、一回しか行っていません。

スバルが撤退してしまったのは、残念です。ランチアもしばらく姿を見ませんが、ブランド自体が無くなりそうで、もう二度とその勇姿は、見れないのでしょうね。

Posted by: 大内 誠 | 2010.02.16 at 10:46

撤退というものは常に衝撃的なのでしょうか。
二度と経験したくないんでしょうね。。。

Posted by: hirshiy | 2010.02.16 at 13:11

 スバルというと、ジュネーブショーの2階で、トヨタブースへと下りる階段横が展示ブースだったのを思い出します。とても小さなブースでしたが必ずWRC関連のグッズと展示車を持ち込んでいました。
 ジュネーブショーはいつも地割が決まっているので、私は日産とルノーの間の階段を上がり、VWやシュコダを見ながら奥のアウディまで行き、帰りはカロッツェリアを冷やかしながらスバル横の階段をトヨタブースの方に下りていくのがお決まりのコースになっていました。
 あの、青いスバルのWRC仕様車が展示されないジュネーブショーは、それだけでさびしい感じがします。

Posted by: moriwaki | 2010.02.16 at 14:13

うー凄いですねー!もし日本のラリーチームに属していなかったら、ソルベルグも親しみをこめて話してこなかったのでしょうか?日本が好きだったのかな?と勝手に解釈してしまいます!世界チャンピオンと食事!素晴らしい時間だったのでしょうねー!食事の味も忘れそうです!

Posted by: corse4 | 2010.02.16 at 15:05

takeさん
コメントありがとう。
私も、相当びっくりしました。別世界というわけでなく、たまたま隣にいて・・・・かなりラッキーでした。
反対側に座っていたアメリカ人に「ラリーチャンプのソルベルグだよ」と話したのですが、まったく知らず・・・ 「Fな人はやはりそんなものなのかっ???」と。SUBARUで活躍したので日本人の私は勝手に親近感を抱いています。


大内さん
イラストを使わせていただき、ありがとうございます。
彼を撮った、また彼と撮ったいい写真がなくて・・・チャンピョンを獲得したWRC2003をSUBARUオフィシャルサイトで探していたら、たまたまたどり着いたという訳です。
>目の前を一瞬横切る
確かにそうなのですが、迫力は凄いですね。正直いうと私もパドックの方が長く楽しめるかもしれません。
FIATグループがABARTHでラリー活動をしている現在、ランチアは・・・・ちょっと期待できそうにないですね。残念。


hirshiyさん
コメント感謝します。
このご時世、撤退は残念ですが企業なので仕方ないと思っています。SUBARUのそれは、その前の偶然が重なって余計に記憶に残っています。


moriwakiさん
話はそれますが、モーターショーというのは私はあまり行ったことがなく、欧州のショーには一度は出かけたいという希望を持っています。
何度か書いていることなのですが、本当なら昔のトリノショーに出かけてみたかった。しかし、それは叶わぬ願い。今なら、規模や地理的なことから、ジュネーブがデザインcarrozzeriaも多いのではないかと考えて、訪問希望を持っています。
来月ですが行けるかな? そこでオイルフォンデュも食べたいのですが・・・


corse4さん
偶然で驚きました!
確かに日本のチームゆえに、彼も日本人に親近感があったのかもしれませんね。
お察しのとおり、まったく何を食べたか?味も覚えておりません(笑)

Posted by: marque | 2010.02.16 at 20:14

素晴らしい出会いでしたね。
僕ならその発音を聞き取れず、気づかずに終わっていたことでしょう・・・
いいお話です。

Posted by: F105L | 2010.02.16 at 21:17

 そうでしたか。トリノ無き現在、トリノの役を果たしているのがジュネーブです。そもそも、トリノが健在だった頃から、ジュネーブはカロッツェリアにとっての祭典の場でした。
 ジュネーブでは、コルナバン駅近くに「カフェ・ド・パリ」というパリの店の出張店がありますが、ここは是非お出かけください。ジュネーブにおける一押しです。メニューは一種類。焼き加減を伝えるだけですが、とにかく、是非。市内にもう一軒同じ店がありますが、私はコルナバンの店が好きです。
 「カフェ・ド・パリ」からごく近いところにショコラで有名な(皇太子が雅子さんに送ったチョコラとして有名になりました)シュテッドラーという店があります。その店の数軒隣にモデル専門店があるのですが、このモデル屋の品揃えがなかなか良いんです。
 ジュネーブショーのサイト内にも、毎年必ずフランスはリヨンのあたりから「ウィルス(病原菌のウィルスです)」という名のモデル専門店が出店していますが、こちらもお薦めです。
 

Posted by: moriwaki | 2010.02.16 at 22:32

F105Lさん
ライコネンがボソボソと話すように、北欧人の発音は耳が慣れていないと思わず聞きのがしてしまいますね。私は職場で一番仲のよい同僚外国人がスウェーデン出身なので予めトレーニングされていたからかもしれません。ラッキー!!
しかし、嬉しい偶然でした。
モデナや、ドライバーが多く住むモンテカルロなどに出かけるときは、思わずこんな偶然を期待してしまいます。


moriwakiさん
いろいろありがとうございます。
現在であっても、カロッツェリアにとっての祭典の場という言葉には憧れます。特にAlfaRomeo100thでいろいろと発表されるというニュースは、イタリア車好きな私を多いに刺激しています。
美味しいもの情報とモデル専門店情報も嬉しいです。やはり行かなければ!とそそられます。

Posted by: marque | 2010.02.17 at 03:13

素晴らしい偶然の出会いですね。
もちろん、行動されているから偶然が生まれるのですが。

本当に良かったですね。

Posted by: イノウエ | 2010.02.17 at 21:50

イノウエさん
コメント感謝します。
期待していたサプライズでなく、思いもよらぬサプライズだったので、余計に楽しかったですね。
これが本当のサプライズ!

Posted by: marque | 2010.02.18 at 02:27

ラリードライバーは、あちらでは国によってはF1ドライバーかそれ以上の
人気と言うか、ステータスを持っていますよね。
しかし、向こうから日本人を見て話し掛けて来ると言うのが、
面白いですね。marqueさんがある種のオーラを出しているのかも?(笑)

Posted by: フォルギエリ | 2010.02.22 at 00:36

フォルギエリさん
コメント感謝します。
ドライバーのステータスが凄いんですね。日本じゃ子供が「あっ、フェラーリ! マセラティー」なんて光景巡り会えませんもの! やはり子供の頃、憧れをもってレースやスポーツカーをみていたんでしょうね。そしてその子供たちが同じように教えられてゆく・・・凄いなぁー。
ところで・・・オーラとか、そんな大げさなものではなく・・・・・たまたま目が合ったので「Hello」と私の方から声をかけました。お間違えなく〜。

Posted by: marque | 2010.02.22 at 01:55

あっ!私にもmarqueさんに自慢出来る事がありましたよ!
もう20年ぐらい前ですが、クラウディオ・ロンバルディと
似たような状況になった事があります!モデナのレストランで!
丁度、ロンバルディさんがランチアからフェラーリに移った頃です。
食事中に声を掛けるのは失礼かと思い、食事が済むのを待って
何も持って無かったので、ワイシャツにサインしてもらいました(笑)

Posted by: フォルギエリ | 2010.02.22 at 02:01

20年ぐらい前のクラウディオ・ロンバルディとは!渋いですねぇ〜
僕もサイン欲しいですが・・・!
当時のSFは大変だったし、チームの統率も相当苦労したでしょうね。
モデナでお会いしたとのことですが、やはりモデナという地を訪れると、密かにそのような偶然を期待している自分がいます。
モデナやマラネロはそういう焦がれの地、Terra di Motoriなんですね。

Posted by: marque | 2010.02.22 at 03:31

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