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2010.03.11

Salon International de l'Auto

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Carrozzeriaの祭典、Geneve Showに行ってきたので、やっとそのレポート。

数多くのイベントに顔を出しているつもりだが、なぜかMotor Showだけは縁遠い。最近ではBologna Motor Showに2007/2009年と訪れたが、最後の国際Motor Showはいつか? ふと考えてみると大学時代に行った1992年の東京Showで、なんと18年ぶりの国際Motor Showであった。

実はGeneveも1996年の春に訪れたことがあったが、これも運悪くShow最終日の翌日。そんなこともあってリベンジでもあり念願のGeneve Showだった。

今年のGeneve Showは、誰に聞いても盛況だったというほど。
自動車産業の不況なんて、本当に存在するのか?と思うほど人も入っていたし、ニューモデルの発表も数多く行われ、その活気を肌で感じることができた。

では早速憧れのCarrozzeriaレポートから。
やはりイタリア車好きにとって伝統のイタリアンCarrozzeriaは外せない。今年はAlfaRomeo誕生100周年ということもあって、Pininfarina, BertoneからAlfaRomeoコンセプトカーが発表された。

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Pininfarinaからは自身の創立80周年とAlfaRomeo創立100周年を記念した「2uettottanta」
AlfaRomeo伝統のDuettoと80周年記念のottantaをミックスした名前らしいが、もう少しすっきりしたものはないものだろうか? 
何とも微妙なネーミングに対して、デザインはPininfarinaらしく優雅でとても美しい。サイドに入るキャラクターライン、シルバーに塗られたAピラー、そしてリアのフェアリングが特徴的でGOOD!
後に取り上げるアグレッシブなBertoneとは対照的で、同じAlfaromeoというブランドながら、Carrozzeriaそれぞれでその解釈は随分と異なる。実に興味深い。


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BertoneからのAlfaRomeoコンセプトカーは「PANDION」
Bertoneは以前の『b』マークも再び使えるようになり威勢がいい。
新たにBertoneのデザインディレクターに就任したSig. Mike Robinsonの作品、skin&frameをキーワードに仕上げられたというが、サイドドアの開き方といい何ともアグレッシブ。


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内装の仕上げも色の組み合わせも「いったい何?」という印象。
ステレオタイプな私には・・・度肝を抜かれたという表現が的を得ているかもしれません。


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リアに至っては、この突き出した突起は何?という具合、独創的!
これが A pure 'dream car'ということだが、これが今後のデザイン界を牽引してゆくことができるのか、期待してみたい。


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Milanoの名門ZAGATOは、昨年発表した「Perana Z-One」を持ち込んでいた。
エコロジーを意識した展示が多い中、6.2L V8ガソリンエンジン搭載と古典的なプロファイルが、なんとも嬉しくなる。


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復活を遂げたMilanoの名門Touring Superleggeraは今回デビューとなるBentley Continentalベースのステーションワゴン「Flyingstar」を発表した。
この名前、Lamborghiniのそれを意識したものであるのは明らか、オールドファンをくすぐるようなネーミング。
うまく改良されているが、同じコンセプトのMaserati Quattroporte SWのほうが優秀か?


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もう一台2008年のVilla d'Esteで発表されたMaserati A8GCSのモックアップを持ち込んでいた。しかし、今回はグリルにもTridenteが与えられず、Maserati社との話し合いも不調であることを匂わせる。実際にA8GCSの作製にあたりモノコックボディーの改良で苦労しているよう。


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イタリアンCarrozzeria界のもうひとつの雄、Giugiaro=ItaldesignからはPROTONと共同開発したというハイブリッドカー「EMAS」 Giugiaroらしい、コンパクトでスペースユーティリティーに優れた設計。
Giugiaro氏自身が終日、精力的にプレゼンしていたのがとても印象的だった。


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これぞ珍しい光景か?
Sigra. Lili BertoneがItaldesignスタンドのSig. Giorgetto Giugiaroに挨拶に出向く!
まさに40年前と同じ?


つづく

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Comments

 トゥーリングはこんなベントレーを出していたんですね。コンチネンタルGTからは、いまひとつベントレーらしさが感じられないのですが、シューティングブレークにすると、それほど悪くない気がします。続報も楽しみです。

Posted by: moriwaki | 2010.03.11 at 08:45

marcue様
いいですね。しかし、活気ですね。昨年の幕張と比べてしまいます。結局は国力に比例していますね。

このアルファは、ロングノーズ、ショートデッキの古典的スタイル。なかなかいいです。しかし、次のパンデイオン、、、。なんと申しましょうか?。あの時代のBATに当たるのでしょうか?。しかし、なー???。

Peranaは、昔カーグラで佐藤潔人さんがレポートしたインターメカニカグリフィスを思い出しました。チョッパードヘッド!車の魅力って、あまり変わっていないのですよね。

ジウジアーロ氏、貫録つきすぎ!?。プロトンはF1もやリーの、マレーシアは元気ですね。

Posted by: 大内 誠 | 2010.03.11 at 11:49

なにかハイブリッドが目立ったショーだったようですね。
フェラーリさえもHV!
高速連続走行の多い欧州はダウンサイジング(小排気量+過給+DI)で燃費向上を図っていたと思ったのですが路線変更なのでしょうか。

Posted by: hirshiy | 2010.03.11 at 14:33

Alfa RomeoのPininfarinaは久しぶりにグッと来たデザインです。いいと思います。
ただし、アルファらしいかと言えば、NOですね。
Bertoneの方がアルファらしいかも。

Posted by: F105L | 2010.03.11 at 21:15

アルファロメオ100年はジュネーブからと聞いていたのですが、凄いですね。
古典的でいいデザインですね。前衛的にデザインも凄い、許してしまう文化があるのですね。

Posted by: イノウエ | 2010.03.11 at 22:02

moriwakiさん
いろいろとジュネーブのアドバイスありがとうございました。
コースに従って、チョコレートとCafe de Parisを制覇したのもよい思い出です。
小さなCarrozzeriaブース巡りを風邪に負けず敢行した会がありました。Continetal GTのこのコンバージョン、20台限定で作るということですが、メンテナンスはBentleyの正規ディーラーでOKとのこと。このようなサポートがあればオーダーする方も安心ですね。個人的にはZAGATOがコンバージョンしたContinental GTZが好きです。かなりアグレッシブなのですが、みると素晴らしく美しいデザインで惹かれます。日本向けは未だオーナーがいないようなので、どなたか購入される方はいらっしゃいませんか?


大内さん
そう、自動車不況、どこふく風?といった趣。
私がステレオタイプすぎるのか?このような古典的な格好よさに惹かれます。Pininfarinaらしいと感じました。
PANDIONは突拍子もないところがまたBertoneらしいかなっと!BATは昨年発表しましたが、私はあれはあれで悪くないと思っています。
Giugiaroはお年の割に精力的!クリエイティブな方はいくつになっても若いです。
私は見習わなければ行けません。


hirshiyさん
盛況でしたが、エコ一色でしたね。
エコをイメージした白いクルマの多いこと多いこと!! 
FerrariのEVは元Maranelloのエンジニアに聞くと・・・ちょっと幼稚すぎると!! 個人的にも「イメージ戦略で本気で売ろうなんて思っていない」と思っています。
ダウンサイジング>最近のクルマの燃費の良さには驚きます。もうMaseratiなんて乗っている場合じゃないよ・・・・と本気で思ってしまいます。


F105Lさん
Pininfarinaはいいですね。個人的にもBest of Showをあげたいくらい。
F105Lさん的にはAlfaらしくないという辛口診断ですか・・・ どのように考えられましたか?


イノウエさん
今年はAlfaの100周年でどこも熱いようです。100周年の時にミラノで見ることがきれば嬉しいのですが・・・
許してしまう・・・>私には難しい課題かもしれません。。

Posted by: marque | 2010.03.12 at 02:23

不況に対して前向きですよね、欧州は。
クルマ業界が自ら元気を出して楽しいことをしないと、もっと不況になるってことを100年続く過去の歴史、経験から、感じ取って居るんでしょう。
こういうときこそ変な(エポックな)クルマが沢山出てくるのかな、と思います。そしてそれに人々は期待する。

しかし、どんどんクルマは話が通じない生き物のような顔になっていきますねぇ。LEDが定着して、市販車もこれからどんどん変わっていくんでしょう。動力が何になろうと、まだまだクルマは楽しみですね。

Posted by: noby | 2010.03.12 at 10:50

そろそろ買い控えも底が見え始めてきたでしょうか? 自動車販売台数も上向いているようですね。
行っていませんが昨年の東京ショーと今回のジュネーブを比べると、悲しいかな?日本人経営家の悲観的な発想、アイデアのなさを認めざるを得ません。
言うのは易しいですが、苦しいときほどチャンスがある! こういうときこそ日本にもっと頑張ってほしいですね。このままでは自動車界に限らず、日本の相対的な競争力地盤低下を招くばかり。
話しは変わって顔の話し。ここでは紹介していませんがCitoroenのコンセプトなんて・・・???で私には理解不能な顔でした。 生き物でも理解不能でもいいけど、COOLじゃなきゃね!!

Posted by: marque | 2010.03.12 at 16:00

不況にかかわらず盛況だったのですね

東京モーターショーは欠かさずいっていたのですが
昨年は、初めていかなかったです
やはりイタリア車が出てくれないと寂しいですね

イタリアCarrozzeriaは、やはり素敵な美しい車
だしてきますね 美しい~

Posted by: take | 2010.03.12 at 16:29

うーむ。。。

カッコ良いな...Alfa Spider(気が早いっすか?)w

コイツが、FRシャーシで手頃な価格だったら。。。( ̄▽ ̄;
あ。
でも、日本のインポーターって右ハンドルしか入れてくれないのかな?

色々と妄想が膨らむな。。。(爆)

チョイと独り言を残してみましたん。

〜〜〜〜〜(/ ̄▽)/

Posted by: ghie | 2010.03.12 at 19:24

takeさん
コメントありがとうございます。
Carrozzeriaの小さいブース巡りは憧れだったのでうれしかったです。
雑誌でみてきた人もそこにいる。この興奮もたまらないものでした。ジュネーブに限ってはここ10年以内でもBEST YEARだったみたいでラッキーでした。


ghieさん
ひとり言も大歓迎、ありがとうございます。
Pininfarinaの作品は1750ccですから、量産化につながる可能性は大いにありますね。まっ、これもMarchione次第ですか・・・
しかし、FRはまずないでしょう? 左を取り寄せる方法もあります、それでOK!
妄想は活力の源ですから、私なんて妄想だらけかもしれません。

Posted by: marque | 2010.03.12 at 21:05

ツーリングが復活したんですか。知りませんでした。彼らが作ったアストンマーチンの数々は、僕にとって珠玉の名作。新しいツーリングを見てみたいです。

Posted by: MOSS  | 2010.03.12 at 23:33

MOSSさん
コメントありがとうございます。
2008年だったでしょうか?復活したTouring Superleggera社ですが、たしかドイツ資本(?)の会社が商標権を買い取り復活させたようです。現在は、ホイールのBorrani, ZAGATOの敷地内半分にあるCarrozzeria GranTurismo, Touringなどがグループ会社になります。純粋な復活という意味ではないですが、やはりTouringという響きは心に突き刺さりますし、よい作品を作っていますから個人的には気に入っています。2008年のAuto e Moto d'EpocaではTouringのFlyingstarが飾られ思わず引き寄せられてしまいました。
http://marque.air-nifty.com/blog/2008/10/auto-e-moto-dep.html
http://marque.air-nifty.com/blog/2009/10/auto-e-moto-epo.html

Posted by: marque | 2010.03.13 at 02:28

ザガートも一緒なんですか?ベルトーネも復活したようですが、かつての栄華はもはや望めないんでしょうね。

ザガートにはかつてイソを作ったレンツォ・りボルタの娘が嫁いでいると記憶しています。

Posted by: Mos | 2010.03.13 at 15:41

MOSSさん
言葉足らずでした。
AreseにあるZAGATOの敷地は現在、半分がZAGATO、もう半分はTouring Superleggeraのグループ会社であるCarrozzeria GranTurismoが入っているとのこと。もともとは全てZAGATOだったようですが、半分をどこかに貸し出す際、自動車業界の方がよいとのことで現在の姿になったようです。
Rivoltaはおっしゃる通りです。昨年出版されたZagato90周年史にも、AndreaZagatoの奥さんとして写真付きで解説されていました。
http://marque.air-nifty.com/blog/2009/09/zagato-milano-1.html

Posted by: marque | 2010.03.13 at 17:05

AlfaRomeoのスパイダーのデザイン、久しぶりにグッと来ました。
オープンカーとして突出したグッドデザインだと感じました。
それからジュジアーロ氏はやっぱりかっこいいですね。
スーツや靴のジャストフィット度合いといい、ネクタイの色合わせ
といい、まさにイタリア男。なかなか真似できるもんじゃありませ
ん。

Posted by: hey | 2010.03.13 at 22:39

heyさん
コメントありがとうございます。
AlfaRomeo SpiderはPininfarinaらしいデザインで、あのままで出てきてもおかしくないくらいの完成度でした。
BertoneもBertoneらしくて良かったですけどね・・・ エレガントなPininに対して、アバンギャルドなBertoneといった雰囲気でしょうか?
Giugiaroはのスタイルは会場で、イタリアらしいな〜〜と思いました。とくにタイがね、、目立ってました。

Posted by: marque | 2010.03.14 at 05:43

A8GCS Berlinettaの2トーンカラーが良いと思う。

Posted by: RYU | 2010.03.15 at 23:14

RYUさん
コメント感謝ありがとう。
写真のA8GCS、ツートンのようにみえて実は一色です。RYUさんのいうとおり、ツートンも凄く似合いそうですね。
このA8GCS、2年前に見たときは「ものすごくCOOL!」に見えましたが、他のニューモデルを見たためか?今見るとちょっと新鮮みが薄れてきました。
人の感性とはいい加減なものであり、贅沢なものですね。

Posted by: marque | 2010.03.16 at 02:02

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