2009.12.24

Regalo di Natale "Maserati"

R0018337

Regalo di Natale 2009

クリスマスプレゼントは、Jürgen Lewandowski著 「Maserati」

クリスマスでライトアップされたMilanoを撮影したいと妻がいうので、数日前の今年一番に冷え込んだ夕方、マイナス5度の街へ出かけた。
流石に冷え込むので、クリスマスマーケットのホットワインで体を温めたり、お店で暖をとったりと何度も寄り道しながら散歩。


R0018250
途中、Corso Veneziaを通ったので、老舗の自動車専門書店 Libreria dell'Automobileに駆け込んだ。
クリスマス前の土曜日のせいか、店内にもかなりの人。久方ぶりの訪問でオーナーと軽く挨拶し、いつものように店内の書籍を散策する。

ここは世界で有数の自動車書籍店。毎回、興味深い書籍や新書をみつけては、ペラペラと眺めるのが慣例。しかし、いつもは目を向けてもすぐスルーしてしまうMaseratiコーナーにこれまで見たことのない書籍をみつけた。

Jürgen Lewandowski著 「Maserati」

興味本位で手に取り、こちらもペラペラと眺める。すると、まずドイツ語のみということに落胆。 しかし、その内容はMaserati誕生の歴史から、これまでのレーシングカーから最新のプロダクションカー、コンセプトカーまで全てを網羅し、そのページ数は704ページにも及ぶ超大作だった。
これまでに、その類いの本はいくつか存在するし、内容的にはオーバーラップするところもある。ところが、ずっしりと重い書籍のページを進めてゆくと、とても貴重で珍しい写真が何枚も登場して驚くと同時に、読めないにも関わらずついつい引き込まれてしまった。(しかし、なぜドイツ語!)

Continue reading "Regalo di Natale "Maserati""

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2009.11.16

「MES 578 GRANDS PRIX DE FORMULE 1」
「ジャビーズ・コラム最終章」

Gjc_2

古くからのF1ファンには怒られてしまいそうですし、ここを訪れてくれる方々にはご存知と思いますが、有名なスイス人モータースポーツジャーナリスト、Gerard Jabby Crombac氏のことはご存知ですか?

私が中学生の頃、モータースポーツに興味を持ち始めCAR GRAPHICを読み始めた頃、そのモータースポーツ欄でコラムを書いていたジャビーズ・コラムは大ファンだった。いつも1日のCG発売日に書店へ向かって、まず最初にジャビーズ・コラムを読んでいたといっても強ち嘘ではないほど。彼の独特の切り口と辛口の批評が大好きだった。
その彼が病に冒され、突然CGの紙面で「病気のためにこれが最後の寄稿になる」というのを読んだときはとてもショックであったし、後にCGの紙面で亡くなったことを知ったときは「彼のユーモア溢れるコラムをもう読めなくなる」と思ったことだし、彼の死を随分と悲しんだものだ。

Gerard Jabby Crombac氏の自伝「MES 578 GRANDS PRIX DE FORMULE 1」(写真左)が2007年に出版されたが、その日本語訳版「ジャビーズ・コラム最終章」(写真右)が今年始めに二玄社から発売された。これは購入しなければならないし、次に日本に帰った際には是非読もうと思っていた。ところがなかなか帰国する機会がないゆえ、忘れてはいないながらも記憶の片隅に追いやられていた。

ところが、最近お気に入りblogのひとつ「小川フミオ的仕事」で「ジャビーズ・コラム最終章」が紹介されたことがきっかけとなってGoogle検索してみると、日本語版を翻訳された柴田久仁夫氏のblog記事にたどり着くことなる。両氏の記事にもJabby Crombac氏の小さなエピソードが書かれており、それが益々真っ先に読んでいたジャビーズ・コラムを懐かしく思い起こさせた。

そうなると、どうしても読んでみたいとう欲望は益々強くなり、しかし手元になく・・・ 
週末、Novegroで行われた今年最後のMostra Scambioでもオリジナルのフランス語版か英語版(存在するのか?)を手に入れるためで奔走したが、在庫なくあえなく帰ってきた。只今ひとまずフランス語版を手に入れるのか否か?思案中!

やっぱり気楽に読める日本語版もいつかは手に入れたい。
本当なら、オリジナル言語と日本語版の両方が一番良いのですけど・・・

| | Comments (5) | TrackBack (0)

2009.10.13

La Libreria dell'Automobile magazine

R0017558

ミラノの中心、Corso VeneziaにあるLibreria dell'Automobileはご存知ですか?

自動車専門書籍店で、世界中からオーダーが舞い込むという老舗中の老舗である。


R0017103
広いとはいえない店内にもの凄い量の書籍が整然と並べられ、その中には希少性の高いものも所蔵している。ほかにもGIORGIO NADA EDITOREという出版機関も有し、Ferrari, Maseratiをはじめ多くの書籍を出版している。(きっとクルマ好きならここの洋書を何冊かお持ちではないだろうか?) 
自身もたまに足を運ぶが、毎回「今日はどんな新しい本と巡り会うことができるだろうか?」「珍しい本を発見できるだろうか?」こんな気持ちにさせてくれるのである。まさにソファーとコーヒーさえあれば、一日中過ごせてしまうほど充実した内容の自動車専門書籍店なのだ。

そのLibreria dell'Automobileがカタログとして出版しているのが「La Libreria dell'Automobile magazine」

Continue reading "La Libreria dell'Automobile magazine"

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2009.10.06

IL TRIDENTE issue 3

R0017530

Maserati SpA official magazine 「IL TRIDENTE」 No3 issueが届いた。

今号の特集はFrankfurtで発表されたばかりのGranCabrio!!

さすがに間髪をいれぬ特集号の発刊で、カスタマーの心をグッと引き寄せようということか。

Maserati史上初のフル4シーターオープンカーこそがGranCabrioな訳であるが、Maseratistaにとっては、やはりひいき目を差し引いてもなかなか受け入れがたい。ショートホイールベース2シーターオープンの市場には、あらゆるライバルが存在するため、ブランド力、運動性能、価格などすべてを含めて、カスタマーへの訴求力が少々もの足りなかったというマーケティングリサーチの結果から生まれたのものなのか? 確かに、4シーターフルオープン市場には、Maseratiと趣が同じで、この価格帯でライバルは存在しない気がするし、Maseratiの味である控えめな雰囲気で4人で優雅に流すという使い方には合致する。加えて、これが地中海沿いのバカンス地であったり、アメリカ西海岸であれば、まさに最適!これ以上の優雅さはない。

No2 issueに続いて今号も、Maseratiというブランドが持つluxury, exclusivity, advancedなイメージ、Maseratiのあるライフスタイルを特集されているので、その精神はニューカーも含めて意思統一できている証拠であろう。

これもMaseratiが持つ多くの側面のひとつであることは間違いない。

次第にGranCabrioが自身に受け入れられてくると、内覧会を欠席したことに後悔、「あ〜、なぜ行かなかった!」

| | Comments (12) | TrackBack (0)

2009.09.19

Zagato Milano 1919-2009

R0017218

先日、Elio Zagatoが残念ながら逝ってしまったばかりだが、時を同じくしてZagato創立90周年を記念した写真集を頂いたのでここに紹介してみたい。

その内容は、これまでに手がけた歴代のZagato車とZagatoに関係の深い人物を紹介するもの。極初期に関わった飛行機に始まり、車両は1925年AlfaRomeo RL SS Zagatoに始まり2008年のBentley Zagatoまで、人はUgo, Elio, Gianni, Andrea Zagatoファミリーはもちろんのこと、過去から現在に至るイタリア自動車界の伝説的、歴史的人物、重鎮までと非常に興味深い内容でまさにZagatoの歴史書という趣。
巻頭では、現在のZagatoを率いるAndrea Zagatoのキャリアが紹介されており、そこには様々な人物が登場するところが興味深い。キャリア初期CADモデリングのセットアップでは、Beppe Bizzarini (Giotto Bizzariniの息子)が関わっていたり、仕事およびプライベートのパートナーであるMarellaは、Renzo Rivoltaの孫であったり、随所にイタリア自動車界の繋がりを感じることもできる。

Carrozzeria Zagatoは90年という歴史を持ち、現在に残る名門Carrozzeriaの中でも伝統的な存在である。飛び抜けて有名なPininfarinaの創業は1930年、Giugiaro率いるItaldesignは1968年で、唯一Bertoneが1912年の創業でZagatoよりも古い(Touring-1926, Boneschi-1919など消滅、もしくは一度消滅したCarrozzeriaに同年代創業が多い,Milanoの名門Castagnaは1849年創業と飛び抜けて古い)。

MIlanoに本拠を構えるゆえにAlfaRomeoとの結びつきも深く創業以来数多くの歴史的なAlfaRomeoを手がけ、ファクトリーもAlfaRomeoとシンクロするようにPortello, Areseと一緒に移ってきた。

個人的にZagatoをテーマに思いを巡らすと、戦前のAlfaRomeo 6C GranSport Zagato, 戦後のAlfetta 159、Lancia, Ferrari, Maserati, AstonMartinなどFuoriSerieを数多く手がけた50-60年代、80年代のAlfaRomeo SZ、そしてAstonMartin DB7 Zagato, Ferrari 575GTZなど現在の印象が大きく、どれも惹かれるが正直なところ。

Continue reading "Zagato Milano 1919-2009"

| | Comments (10) | TrackBack (0)

2009.01.11

Maserati: storia di un mito

R0013438

最近、ここではコアなネタを期待されていると思いきや・・・(いや、もしくはコアすぎる・・・)
加えて、訪れてくださる人は圧倒的にイタリア車党と思っていましたが、先のフランス車ネタもそれなりに反応がありましたね。嬉しい驚き(笑)

2009年二発目は、ここの王道「Maserati」で、ちょっとコアなものを

古くて珍しいとか、そういう類いのものではなく、内容が珍しい一本のDVDを紹介します。これは昨年末、Maserati Club主催のクリスマス会=Pranzo degli Auguriでプレゼントされたもの。作成元はMaserati Club。はたしてメンバー全員に配布されるのか?参加者のみへのクリスマスプレゼントなのかは全くもって不明です。

そのDVDのタイトルは、"Maserati: storia di un mito"

storiaとはストーリー、mitoとはAlfaRomeoの車名でも使われている神話です。よって日本語に訳すと"Maserati、その神話物語"といったところでしょうか? Maserati社のレーシングヒストリーやプロダクションモデルに関しては多くの書籍が出版されておりますし、30分で94年間に渡るヒストリーを語るのは所詮無理な訳です。ところが、このDVDが珍しいのは、そのキャストでまさにMaseratiをつくってきた人々によるMaserati史なのです。

内容はイタリア語ゆえに、私のレベルではきちんと理解できているのか否か、甚だ疑問でありますが、Maseratiをつくってきた人によって紹介される言葉には重みがあり、とてもよい内容となっています。
これを私なりに少し紹介してみようと思います。

Continue reading "Maserati: storia di un mito"

| | Comments (8) | TrackBack (0)

2008.12.12

SUPERCAR誕生

R0012603

先日より、友人から一冊の書籍を手にして読んでいた。

その書籍とは、沢村慎太朗 著 「スーパーカー誕生

ここ数年、インターネットの発達のためか?出版不況といわれており、自動車雑誌業界も大変な様子。そんな最中、沢村氏より放たれたのが、この800ページにも及ぶスーパーカー本。

この書籍はスーパーカー解説の定型的なスペック紹介におもきを置いたものではない。過去40年にわたって生み出されてきたイタリアを初めとするスーパーカーのその生い立ちを書き留めたもの。スーパーカーが生まれたその時代背景から始まり、そのプロジェクトチームがどのように誰によって結成され、様々な事情が絡み合いながら、このメカニズムが採用され、その後は・・・・とタイムレスに繋がってゆく、つまりSUPERCARの伝記。
こんな私がいうのも何だが、やっぱりクルマ好きからしてみれば、なにかキラリと光るものがないと、書籍も雑誌も魅力がなくなってしまう訳で、そういう点からみても本書は、まさに”渾身の一冊”であり”引き込まれるように魅力的な一冊”と思う。

特にここイタリアに住んで以来、様々なイベントで出会ってきた人物の名がたまに登場し、改めて「あー、彼はこんなこともしてきたのか!」や「このような背景があって、今の彼があるのだな」と思ったり、「あーそういえば、彼の物腰から、確かにそういうものや雰囲気を感じる」と、妙に納得させらたり・・・ 同時に、自身のあまりにもの知識不足ゆえ、是非とも彼らに会う前に読んでおきたかった、「そうすればもっと・・・、こんな質問も・・・」という後悔の念も・・・


これまでに出会うことの無かった素晴らしい書籍で、大きい満足感と共に読み終えました。

Continue reading "SUPERCAR誕生"

| | Comments (13) | TrackBack (0)

2008.11.28

Grande Ingegnere, Mauro

Img_9060s

木曜日の夕方はMilanoの友人に誘われ、Libreria dell' Automobile(クルマとバイク関連の専門書店)に足を向けた。

その目的はFerrariの黄金時代を築いた名エンジニア、Ing. Mauro Forghieriの著書「 Mauro Forghieri - 30 anni di Ferrari e Oltre -」の発表会

Mauro Forghieriといえば1961年末、Carlo Chiti, Giotto Bizzarriniなど5人の突然のFerrari辞任により、若くしてScuderiaFerrariのテクニカルダイレクターに昇格し、以来輝かしい成績を上げてきた名エンジニア。その間に有名なFerrari312シリーズ(L Bandini、スパゲティエグゾーストで有名な312, 312Bや312P, 312PBなどのプロトタイプスポーツカー)をデザインし、John Surtees, Niki Lauda, Jody Scheckterらのドライブにより3度のドライバータイトル、8度のコンストラクタータイトルを奪取した。つい先日、FerrariからScuderiaSpyder M16という限定車が発売されたが、M16という数字は、これまでに獲得したコンストラクタータイトルの数。最近、僅か10年間でM Shumahuerの手により丁度半分にあたる8度獲得した訳だが、残り半分にあたる8度は全てMauro Forghieriの時代であり、Luca Di Montezemolaらと築き上げた70年代黄金時代の立役者なのである。

Continue reading "Grande Ingegnere, Mauro"

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2008.11.20

IL TRIDENTE

R0012384_2

復活なったMaserati SpA official magazine「IL TRIDENTE」のNo2 issueが自宅に届いた。
前回届いたのは住所変更の影響か?もしくは典型的なイタリア時間なためか?日本の友人らが届いてから数ヶ月後経過してから、やっと地元イタリアの顧客に届いたという訳だが、今回は速かった!!

さて、まず開いて思うのは序文の筆者が変わったこと。筆者ってMaserati社のCEOによるものだが、No1 issueのRoberto Ronchi氏から、今回はHarald J Wester氏になった。いやはや本当にMaseratiの社長人事というものは目まぐるしい、本当に「アッ」という間に変わっている!う〜〜ン、これがFIAT人事というものか・・・

その序文で、気になったことが数点。
No2 issueの内容に、No1 issueで顧客の興味、内容、要望などのアンケートを反映したというのだ。これは素晴らしいと感心したが、その内容にも少々驚いた。それは「Maserati社の歴史」、「Maserati車のメカニズムの説明」、そして「食」、つまり「イタリア料理」を盛り込んだというのだ。
この手の雑誌はイメージ広告、戦略でもあるため、luxury, exclusivity, advancedなイメージ、Maseratiのあるライフスタイルが重要と思うのだが、そこに歴史やメカニズムが進出してくるとは、そのオーナーも結構マニアックなのね・・・(私としてはちょっと嬉しい) 、もうひとつはGastromonia!イタリアは食の宝庫ですからね!人間の欲望なんてそんなものね!と改めて納得(笑)

読んでみると、歴史やメカニズムはさすがに私のようなfreakには物足りないところもあるが、それはそれで嬉しかったりして・・・・(歴史はMuseo Paniniだけど、一緒に写っている極上のMaseratiBikeが、実は欲しかったりする私)、もちろん昨年のMCJ 14th Maserati Dayも掲載されています(私は不参加ですけど・・・)。

「IL TRIDENTE」3200GTの時のように4巻で終了しないよう今後とも継続して欲しい。


Continue reading "IL TRIDENTE"

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2008.11.17

TRIDENTE

R0012376

やっと私の手元に「IL TRIDENTE」が到着した。
昨年末には発行されていたが、諸々の事情により私のところには配信されず・・・約1年遅れでやってきたというわけ。

私の場合、1年越しなので随分と長い間があいたなぁ〜と思っていたら、この前は2006年6月、なんと2年半ぶりの最新号!
当然、思う訳である。

この「IL TRIDENTE」アメリカを本拠地とし全世界にネットワークを広げるThe Maserati Club(TMC)の機関誌で市場には出回らないものだが、内容、写真などそのクオリティーは高く各国の出版物competitionでGold, Silverなどの栄誉にあずかる由緒正しい機関誌。さすがに発行されて1年以上経過しているのでその内容には古さを感じるが、GranTurismoの試乗記あり、MCJ機関誌に翻訳したMaserMiglia 9あり、夏のLagunaSeca Tipo61 Birdcage, CAMORADIの取材記あり(今知った!)(1,2)と盛りだくさん。最後には2006年のMaserati Dayの模様もレポートされ1年遅れながら多いに楽しんだ。それ以外の内容も本当に濃い話ばかり・・・ 実際にこの内容をイタリア人やイギリス人、アメリカ人とよく議論する。

TridenteFreakなら見逃せない必読誌です。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧